【ミジカムジカ主催公演・協力公演】

(1)2019年2月17日 古典とコンテ~ベートーヴェンとモーツァルトで踊る

(2)2019年3月17日 レオ=レオニを聴く 『おんがくねずみ ジェラルディン』

(3)2019年4月21日 霧といっしょに恋をした

(4)2019年5月26日 月がきれいですね

(5)2019年6月2日  にんぎょひめの物語~親子で楽しむおはなしの世界

(6)2019年8月12日 歌いたくなるのは、どんな時?~ミュージカルとピアノの名曲から

(7)2019年8月3日 おなじときとばで ダンス×音楽

(8)2019年9月8日 白黒の世界に色をつけて…~日本盛創業 ・ チャップリン生誕130周年記念~

(9)2019年10月19日 ピアノと歌をサシェみたいにして~ミジカムジカ 音楽の旅

(10)2019年11月30日 『ぞうのババール』と、その頃

(11)2020年2月2日 一筋の光~マーラーの歌曲で踊る

(12)(2020年5月2日)まだ受け身も知らないままに~-ピアノと朗読 ラヴェルとモンポウ-

(13)2021年1月30日 ピアノと声楽でたどる 戦後日本の作曲家Ⅰ

(14)2021年2月6日 Trifoglio Concert~冬に贈る 音の花束

(15)2021年2月6日 クラリネットのぬくもり~ちょっとはやめのバレンタインコンサート

(16)2021年3月28日 日本舞踊とピアノの出会い(1) 悲哀と幻想~「月光」と「隅田川」を重ねて

(17)2021年9月29日 レクチャー・コンサート  貴志康一がひらいた世界

(18)2021年11月22日 ピアノと声楽でたどる 戦後日本の作曲家Ⅱ

(19)2022年1月15日 はじめまして、ショパン。~物語とダンスで出会う“ピアノの詩人”

(20)2022年2月11日 躍動するユーラシア~ピアノとダンスによる火の鳥その他

(21)2022年4月2日 うた・ひびき・こころ~日本歌曲の魅力(大阪狭山市公演)

(22)2022年5月14日 うた・ひびき・こころ~日本歌曲の魅力(西宮市公演)

(23)2022年5月22日 日本のことばをうたう~近世箏曲から山田耕筰へ

(24)2022年7月16日 ピアノと声楽でたどる 戦後日本の作曲家Ⅲ

(25)2022年8月27日 志賀俊亮ピアノリサイタル~20世紀の邦人作曲家

(26)2022年9月3日 二人椀久のラプソディ~日本舞踊とピアノが出会うⅡ

(27)2022年10月21日 バラード!~ピアノとダンス

(28)2022年11月6日 クラリネットで世界旅行

(29)2022年11月19日 ゆらぎと激情~シューマンという[沼]

(30)2022年11月27日 古川莉紗 錦秋サロンコンサート 

(31)2023年1月14日 冬のトキメキッズフェス~みんなで楽しまない貝?

(32)2023年3月26日 PianoDuo MiT結成記念公演~4手ピアノによる 19世紀中欧の抒情

(33)2023年4月8日 ロマン派から20世紀へ~抒情の変遷~

(34)2023年9月9日 闇から光へ~ピアノ連弾で奏でるオーケストラの調べ~

(35)2023年9月17日 ウィーン、悦楽と悲嘆~ピアノでたどる古典派とロマン派

(36)2023年10月8日 秋、柔らかな音に包まれて~クラリネットの抒情と哀愁

(37)2023年10月9日 秋風のささやき~ピアノと声楽による小さなコンサート

(38)2024年1月19日 ピアノと声楽でたどる 戦後日本の作曲家Ⅳ

(39)2024年1月26日 音と動きがきらめくところ~Space where body and sound resonate~

(40)2024年3月20日 「ヨーロッパ」という問い~ソプラノとピアノによるジョイント・コンサート

(41)2024年3月30日 四季をうたう~東西の自然を感じて

(42)2024年8月27日 ぜんしょう ちいさなコンサート

(43)2024年10月12日 アヴェ・マリアをうたう

(44)2024年10月13日 オール・ショパン~2台ピアノによる協奏曲第1番

(45)2024年12月1日 なごみコンサート

(46)2024年12月25日 Merry Classic Night@エビスタ西宮

(47)2025年2月8日 ラヴェルの描いた音響と色彩

(48)2025年3月30日 花束ひとつあれば~佐藤真由子醤油蔵ソプラノリサイタル

(49)2025年6月14日 子どもへの思い、女の愛~シューマンのよろこび

(50)2025年10月4日 大人のための室内楽コンサート

(51)2025年10月18日 本物のクラシックを至近距離で楽しむ

(52)2025年11月15日 本物のクラシックを目の前で~ロマン派を聴く~

(53)2025年11月24日 ピアノの詩人たち~ショパンからシマノフスカ

(54)2025年12月13日 山田耕筰とその周辺

(55)2025年12月20日 言葉のなかの風景~木下牧子を歌う

(56)2026年1月10日 物語 ダンスっ子かぐや

(57)2026年2月15日 なごみコンサートⅡ 愛のことば~楊貴妃の物語と愛のうた

(58)2026年3月15日 ひだまりに…~歌の力を信じていたくて

(59)2026年3月20日 心ふるえる春に~なごみコンサートⅢ

(60)2026年5月3日 幻想の系譜~山内海音アトリエコンサート

(61)2026年5月5日 歌声は薫風にのって~髙橋奏海・花音ソプラノリサイタル


(1)古典とコンテ~ベートーヴェンとモーツァルトで踊る

ピアノ=和田悠加

ダンス=...1[アマリイチ] 斉藤綾子・益田さち

 

2019年2月17日

西宮市民会館503室

 

1.エリーゼのために ver.1 (ベートーヴェン Für Elise 1810)

2.エリーゼのために ver.2

3.トルコ行進曲 (ベートーヴェン Marcia alla turca 1812 劇付随音楽『アテネの廃墟』Die Ruinen von Athenの第4曲、行進曲)

4.【うちそと】ピアノ・ソナタ第13番 作品27-1 「幻想曲風ソナタ」(ベートーヴェン Sonata quasi una Fantasia 1802)

5.トルコ行進曲 (モーツァルト ピアノソナタ第11番第3楽章 Klaviersonate 1783?)

6.【アマリイチ】きらきら星変奏曲 (モーツァルト 12 Variationen über ein französisches Lied "Ah, vous dirai-je, maman" フランスの歌曲「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」による12の変奏曲 1778)

7.ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」第2楽章(ベートーヴェン Grande Sonate pathétique 1799)

 

 

(2)レオ=レオニを聴く 『おんがくねずみ ジェラルディン』Geraldine, the Music-Mouse

 

吹く人(フルート) 前田智佳

ひく人(ピ ア ノ) 齊藤明日香

読む人(朗  読) 羽彩 兎

 

2019年3月17日

西宮市フレンテホール スタジオf

 

第1部 『おんがくねずみ ジェラルディン~はじめて おんがくを きいた ねずみの はなし』(レオ=レオニ、好学社、原著1979、邦訳1980)

 

第2部 フルートとピアノの名曲集          (p)は、ピアノ・ソロ

フォーレ シシリエンヌ(1898)

プッチーニ 私のお父さん 歌劇「ジャンニ・スキッキ」(1918)

モリコーネ 海の上のピアニスト~愛を奏でて(1998) (p)

ドビュッシー 風変わりなラヴィーヌ将軍 前奏曲集第2集より(1913) (p)

久石譲 ジブリ名曲メドレー

マスカーニ 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲(1890)

サティ ジムノペディ第1番(1888) (p)

プッチーニ 私のお父さん 歌劇「ジャンニ・スキッキ」(1918)

バートン ソナチネ 第1楽章(1948)

シューマン=リスト 春の宵(1872) (p) 

(3)4月21日「霧といっしょに恋をした」

 

(4)5月26日「月がきれいですね」

 ダイジェスト映像はこちら

 


ミジカムジカ5

にんぎょひめの物語~親子で楽しむおはなしの世界

 

2019年6月2日(日) アートスペース萌芽ホール

 

アンサンブルくれよん

 フルート 田中佑奈

 オーボエ 樋口成香

 ピ ア ノ 丹野桃子、和田悠加

 

【第1部 女声合唱組曲「小さな人魚姫のものがたり」から】

  作曲:磯部 俶(1917-1998) (作詞:いそべかず)

 1. 前奏曲(深い海)

 2. 人魚姫の恋

 3. 人魚姫のかなしみ

 4. 魔女

 5. 王子のうた

 6. 間奏曲(幸せの日)

 7. 婚礼の日

 8. 間奏曲(思い出)

 9. 昇天(終曲)

 

【第2部 にんぎょひめの世界】

交響詩「海」より第2曲「波の戯れ」 ドビュッシー(全員) 

喜びの島  ドビュッシー(丹野)

シチリアーノ(シシリエンヌ) フォーレ(樋口、和田)

水族館(動物の謝肉祭より) サン=サーンス(丹野、和田)

フルート・ソナタ<ウンディーネ>第4楽章 ライネッケ(田中、丹野)

献呈 シューマン=リスト(和田)

愛の夢 リスト(田中、樋口、和田)

 

 

 


ミジカムジカ6

歌いたくなるのは、どんな時?~ミュージカルとピアノの名曲から

 

歌   小村典子

ピアノ 上田仁美

 

2019年8月12日

アートスペース萌芽ホール

 

第1部 

If you knew my story ミュージカル「ブライトスター」 英語

詞:エディ・ブリッケル、曲:スティーブ・マーティン

Nothing ミュージカル「コーラスライン」 日本語

詞:エドワード・クレバン、曲:マーヴィン・ハムリッシュ

Color of the wind 映画「ポカホンタス」 ドイツ語

詞:スティーブン・シュワルツ、曲:アラン・メンケン

月の光 クロード・ドビュッシー  ベルガマスク組曲より ピアノソロ

Gimme Gimme ミュージカル「モダンミリー」 英語

詞:サミー・カーン、曲:ジミー・ヴァン・ヒューゼン

 

 

第2部

ピアノソナタ 第3番 作品14より 第1楽章 ロベルト・シューマン ピアノソロ

How far I’ll go 映画「モアナと伝説の海」 日本語

詞・曲:リン・マニュエル・ミランダ

Gold von den Sternen ミュージカル「モーツァルト」 ドイツ語

詞:ミヒャエル・クンツェ、曲:シルヴェスター・リーヴァイ

Let it go 映画「アナと雪の女王」 英、日、ドイツ語

詞・曲:クリステン・アンダーソン=ロペス、ロバート・ロペス

 


ダンス×音楽

おなじときとばで

 

神戸女学院大学キャリアデザインプログラム「アート・パフォーマンス」受講者  スタッフ実習公演

ミジカムジカ

 

ダンス みゝず(高野裕子 菊池 航)

音 楽 志賀俊亮

 

chap 1 【artificial】(人工の)

【お話しの時間】

chap 2 【natural light】(自然光)

【interaction】(交流)

 

 

運営■神戸女学院大学アート・パフォーマンス受講者有志

企画■上念省三(神戸女学院大学 アート・マネジメント担当講師)

照明■藤井琴野

会場■西宮市大学交流センター

日時■2019年8月3日(土)14時開演

主催■神戸女学院大学キャリアデザインプログラム「アートマネジメント・コース」アート・パフォーマンス授業公演

共催■超名曲コンサート実行委員会(ミジカムジカ)

協力■西宮市大学交流センター、ダンスの時間プロジェクト

後援■西宮市

 


2019年酒蔵通り煉瓦館 特別企画 

アンサンブルくれよんコンサート

白黒の世界に色をつけて...

~日本盛創業 ・ チャップリン生誕130周年記念~

 

日時 : 2019年9月8日(日) 16:00開演

場所 : 日本盛酒蔵通り煉瓦館 2階大ホール 

出演 : アンサンブルくれよん

 

1.オペレッタ《キャンディード》より〈序曲〉 / バーンスタイン

2.サカリちゃんの小さなロンド~日本盛「サカリちゃんの歌」による~/ 澤田裕惠

3.チャップリンメドレー / チャップリン

4.即興曲第15番〈エディット ・ ピアフを讃えて〉 / プーランク

5.映画《ティファニーで朝食を》より〈Moon river〉 / マンシーニ

6.映画《王様と私》より〈Shall we dance?〉 / ロジャース

7.映画《戦場のピアニスト》より〈夜想曲第20番 遺作〉 / ショパン

8.《タンゴの歴史》より 〈café 1930〉

                    〈night club 1960〉 / ピアソラ

9. リベルタンゴ / ピアソラ

 

澤田裕惠 神戸女学院大学音楽部を経て、神戸大学発達科学部人間表現学科へ編入学、同大学卒業。沖縄県立芸術大学大学院音楽芸術研究科修了。これまでに大野和子、石黒晶、田村文生の各氏に師事。

 

 


芸術文化にふれるきっかけづくり応援事業(兵庫県)

 

ピアノと歌をサシェみたいにして

ミジカムジカ 音楽の旅

 

ダイジェスト映像はこちら

 

ソプラノ 草野 舞

ピ ア ノ 齊藤明日香

 

2019年10月19日

西宮市民会館 101室

 

・ドビュッシー レントより遅く La plus que lente
 (Valse)1910

・ヘンデル 涙の流れるままにLascia ch'io pianga(歌劇
 「リナルド」より) 1711 台本: ジャコモ・ロッシ

・プッチーニ ムゼッタのワルツ Quando me'n vò(わたし
 が街を行くと)(歌劇「ラ・ボエーム」より)1896

 台本:ジャコーザ、イッリカ

・トスティ 薔薇 Rosa 1885 詩:ロッコ・パッリアーラ

・サティ ジュ・トゥ・ヴ Je te veux(おまえがほしい)1900

・サティ ジムノペディGymnopédies 1888

・プッチーニ 私のお父さん O mio babbino caro

 (歌劇「ジャンニ・スキッキ」より) 1918 

 台本: ジョヴァッキーノ・フォルツァーノ

・ラヴェル 水の戯れJeux d'eau 1901

 

・木下牧子 風をみたひと(女声合唱とピアノのための「ファンタジア」より)1989

原詩:ロセッティ 訳詩:木島始

・瀧 廉太郎 秋の月(組歌「四季」より) 1900 詩:瀧廉太郎

・吉松 隆 鳥たちのコンマ(「タピオラ幻景 ピアノ(左手)のために」より) 2004

・中村美穂子 月うさぎ 2014

・久石 譲 Stand Alone(NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」より) 2009 詩:小山薫堂

・山田耕筰 赤とんぼ 1927 詩:三木露風

・岡野貞一 紅葉 1911 詩:高野辰之

 


 

ミジカムジカ7

 

『ぞうのババール』と、その頃

 

ダイジェスト映像はこちら

 

語り 菊池 航

ピアノ 志賀俊亮

 

2019年11月30日

アートスペース萌芽ホール

 

フランシス・プーランク 3つのノヴェレッテ 

 3 Novelettes 1927-59

1.ハ長調 2.変ロ短調 3.ホ短調

エリック・サティ お前がほしい Je te veux 1900

フランシス・プーランク 小象ババールの物語 

 L'histoire de Babar, le petit éléphant 1945

 


ミジカムジカ8

 

一筋の光~マーラーの歌曲で踊る

 

メゾソプラノ 林真衣

ダンス 川原美夢

ピアノ 佐藤光晴

 

2020年2月2日

西宮市フレンテホールスタジオf(練習室)

 

第1部

リュッケルトの詩による5つの歌曲  Fünf Lieder nach
 Rückert(1901~02)

アダージェット(Otto Singer編曲ピアノソロ版)

 

第2部 

亡き子をしのぶ歌 Kindertotenlieder(1901~04)

原光 Urlicht

 


ミジカムジカ9

 

上演を予定しておりましたが、新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、非公開、収録のみといたしました。

ダイジェスト映像はこちら(音量を大きくしてご覧ください)

 

まだ受け身も知らないままに

-ピアノと朗読 ラヴェルとモンポウ-

高階杞一詩集『早く家へ帰りたい』から

 

朗読 平山ゆず子

ピアノ 齊藤明日香

 

2020年5月2日

西宮市フレンテホール スタジオf

 

J.S.バッハ 平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番 プレリュード 1722

 高階杞一 見えない手

三善 晃 こどものためのピアノ曲集 音の森 より 走れミニカー 2004

 高階杞一 あっち

M.ラヴェル マ・メール・ロワ第2曲 親指小僧 1910

 高階杞一 愛

M.ラヴェル 亡き王女のためのパヴァーヌ 1899

 高階杞一 催促

F.モンポウ 歌と踊り第5番 ゆっくりした典礼 1942

 高階杞一 質問

F.モンポウ ひそやかな音楽第1巻第1曲 天使のように 1959

F.モンポウ 前奏曲集第9番 1943

 高階杞一 また今度

 高階杞一 マーメ

F.モンポウ 歌と踊り第7番 天の恵みの山々 1944

 高階杞一 ジョーシン、バンバン、ダイエー

M.ラヴェル ソナチネ 第2楽章 メヌエットの動きで 1903

 高階杞一 永遠

F.モンポウ 前奏曲 第8番 1943

 高階杞一 信号機の前で

J.S.バッハ ゴルトベルク変奏曲 アリア 1741

 高階杞一 4月 連作 「歌のアルバム」から 詩集『夜と僕とベンジャミン』(2017)所収

M.ラヴェル ソナチネ 第1楽章 中庸の速さで 1903

 


ミジカムジカ11

ピアノと声楽でたどる 戦後日本の作曲家Ⅰ

 

バ ス:大西 凌

ピアノ:志賀俊亮

解 説:藤原征生

 

中田喜直  木菟

      雪の降る街を

      悲しくなったときは

      ピアノのための組曲「光と影」

 

團伊玖磨  「3つのノヴェレッテ」より

      東京小景(駿河台・日比谷・銀座・人形町・

      よし町・上野・両国)

 

芥川也寸志 「24の前奏曲」より

      車塵集(もみぢ葉・薔薇をつめ

      ば・水彩風景・採蓮・春のをとめ)

 

(公財)西宮市文化振興財団 FIGHT TOGETHER PROJECT Ⅱ採択公演

後援:西宮市 神戸フォーレ協会 神戸新聞社 京都市立芸術大学音楽学部真声会

 

 


Trifoglio Concert~冬に贈る 音の花束

 

A.Piazzolla Verano Porteño

ピアソラ  ブエノスアイレスの夏

The Beatles Blackbird

ビートルズ ブラックバード

Mar. 山本 瑞葉

 

作詞:野呂 昶作曲:千原 英喜 『みやこわすれ』より    

  1. 薔薇のかおりの夕ぐれ                   2. はっか草
  3. みやこわすれ

Mez. 吉岡 彩 Pf.    都司 愛実

 

M.Ravel Gaspard de le nuit  1. Ondineラヴェル 『夜のガスパール』より 水の精

Pavane pour une infante défunte    なき王女のためのパヴァーヌ

Pf. 齊藤 明日香

 

本田 瑠璃 夜のうつろい ーソプラノとピアノのためのー

       (詩:本田瑠璃)

 1. 帰り道

 2. 宇宙旅行

 3. 夢

Sp. 草野 舞 Pf.  本田 瑠璃

 

ミジカムジカ10

(公財)西宮市文化振興財団 FIGHT TOGETHER PROJECT Ⅱ採択公演

後援:西宮市


ミジカムジカ12

クラリネットのぬくもり

 

C. M. ヴィドール 序奏とロンド

R. シューマン 歌曲集「ミルテの花」作品25 より

第1 曲 献呈

第3 曲 くるみの木

F. リスト 愛の夢 第3 番(ピアノソロ)

W. A. モーツァルト

クラリネット協奏曲イ長調 K.622 より 第1 楽章

E. モリコーネ 「ニュー・シネマ・パラダイス」より

 

クラリネット 藤田 華

ピアノ    類家 唯


ミジカムジカ13

日本舞踊とピアノの出会い(1) 

悲哀と幻想~「月光」と「隅田川」を重ねて

 

2021年3月28日(日) 13:30、17:00

 

舞 踊:小桜佳之輔

ピアノ:古川莉紗

 

会場 西宮市フレンテホール スタジオf(練習室)

 

 

【演奏曲目】 

三番叟(不詳)

プレリュード~アヴェ・マリア(バッハ=グノー)

幻想曲ヘ短調作品49(ショパン) p

即興曲嬰ハ短調作品66(幻想即興曲)(ショパン)

 

― 休憩 ―

 

夢(ドビュッシー) p

月の光(フォーレ) p

ピアノソナタ第14番作品27-2 幻想曲風ソナタ(月光)(ベートーヴェン)

(3人のトーク)

ガブリエルのオーボエ(モリコーネ)

 

主催:超名曲コンサート実行委員会 

後援:西宮市・(公財)兵庫県芸術文化協会・クラブファンタジー(神戸女学院大学音楽学部同窓会) 


ミジカムジカvol.14
レクチャー・コンサート 

貴志康一がひらいた世界

 

2021年9月19日(日) 14:00開演(13:30開場) 

 

チケット■前売一般2500円、25歳以下2000円(当日券は+300円) 

 

チケットお申込み・お問合せ■ミジカムジカ事務局 [email protected] 

 

出演■上野緑(ソプラノ) 山内海波(ピアノ) 

 

会場■白鷹禄水苑 宮水ホール

 〒662-0926 西宮市鞍掛町5-1 

 アクセス 阪神西宮駅南出口より南へ徒歩7分

 

 第二次世界大戦直前。

芦屋出身の貴志康一はドイツで日本語の歌曲を出版。

その歌曲はどれも日本の様々な面を切り取ったものであった。

 このレクチャーコンサートでは、大学院で貴志康一を研究したソプラノ・上野 緑が彼の歌曲作品を日本音階から考察し、彼の表現した日本の姿を紐解く。

 

予定曲目:八重桜 天の原 風雅小唄 赤いかんざし かごかき 行脚僧 かもめ 花売娘

 

主催:貴志康一研究会

協力:ミジカムジカ・プロジェクト

令和3年度 芸術文化活動機会促進事業(兵庫県)

 

後援:西宮市


ミジカムジカvol.15

 

ピアノと声楽でたどる

戦後日本の作曲家Ⅱ 

 

2021年11月12日(金)

 

「戦後日本の作曲家Ⅱ」、好評のうちに終了いたしました。ご来場いただきました皆様、心をお寄せいただいた皆様、ありがとうございました。

 

 左写真は、黛敏郎作品をうたう大西凌(バリトン)、ピアノ(志賀俊亮)、譜めくりを担当している解説の藤原征生。

 

 武満徹、林光、黛敏郎という1930年前後に生まれた3人の作曲家の声楽曲、ピアノ曲をお送りしました。

 

 4人の座談会では、同時代の批評家・秋山邦晴の3人への評価の紹介、抒情と実験のバランス、現代曲の演奏にあたっての特徴など、興味深い話題が交わされ、予定時間をオーバーするほどでした。

 

 

1930年前後に生まれ、戦後日本の現代音楽を牽引した3人の作曲家の声楽曲、ピアノ曲。抒情と実験、芸術性と大衆性を模索した戦後音楽の歩みをたどる。

 

大西 凌(声楽・バリトン) 枚方市出身。京都市立芸術大学卒業、同大学院修士課程修了。第11回東京国際声楽コンクール新進声楽家部門入選。同志社グリークラブヴォイストレーナー。京都シニア大学コーラス部指揮者。関西歌劇団正団員。

 

志賀俊亮(ピアノ) 兵庫県立西宮高等学校音楽科を経て京都市立芸術大学音楽学部卒業。同大学大学院修士課程修了。Coimbra World Piano Meeting(ポルトガル)においても研鑽を積む。京都市立芸術大学伴奏員。

 

藤原征生(解説) 映画/音楽史研究者。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。現在、東映太秦映画村映画図書室スタッフおよび四天王寺大学非常勤講師。

 

林 光 おもいで、四つの夕暮れの歌、島子ども歌2より

武満 徹 翼、死んだ男の残したものは、ロマンス、リタニ~マイケル・ヴァイナーの追憶に

黛 敏郎 エレジー、君も出世ができる、女であること、オール・デ・ウーヴル

 

制作:上念省三 

 

助成:(公財)神戸文化支援基金 主催:超名曲コンサート実行委員会(ミジカムジカ) 

後援:京都市立芸術大学音楽学部同窓会真声会 神戸新聞社 神戸フォーレ協会 西宮市  


※ 感染症拡大防止のため、無観客で開催、収録映像を配信

https://youtu.be/I7PDyQjSvK0

 

神戸女学院大学キャリアデザインプログラム アート・マネジメントコース成果発表公演

 

はじめまして、ショパン。

~物語とダンスで出会う“ピアノの詩人”~

 

2022年1月15日(土)14:00開演(13:30開場)

西宮市甲東ホール(阪急甲東園駅 西側直結 アプリ甲東4階)

 

 

 

第一部 ピアノ:花谷瑞 

 子どものための<ショパンの一生>

  ワルツ第6番 Op.64-1《小犬のワルツ》

  マズルカ第5番 Op.7-1

  前奏曲第15番 Op.28-15《雨だれ》

  練習曲 Op.10-3《別れの曲》

第二部 (写真)ピアノ:和田悠加、ダンス:斉藤綾子

 レ・シルフィード~ショピニアーナ

  ノクターン第10番 Op.32-2 

  ワルツ第11番 Op.70-1

  マズルカ第23番 Op.33-2 

  前奏曲第7番 Op.64-2 

  ワルツ第7番 Op.64-2 

  ワルツ第1番 Op.18

写真展「めじラウンジのレ・シルフィード」

 2021年10月に神戸女学院大学内“めじラウンジ”で、授業として斉藤綾子さん・和田悠加さんに「レ・シルフィード」を披露していただいた際に、写真部員が撮影した写真を公開します。

 

出演者プロフィール

・斉藤綾子(さいとう あやこ)

1990年8月大阪府生まれ。幼い頃から踊りに親しむ。

大阪芸術大学舞台芸術学科舞踊コース卒業。2015年夏よりダンスユニット ...1[アマリイチ] での活動を始める。近年、サイトウマコト、今中友子、高野裕子、素我螺部、きたまり/KIKIKIKIKIKI 、多田淳之介、木村玲奈、akakilike などの作品にダンサーとして出演。また、振付助手としても多くの作品に参加する。

ひとりで道を歩くのが好きで、石や棒をよく拾う。電車に乗っていることが多い。蚊に刺されやすい。好きな食べ物は白ごはん。

 

・和田悠加(わだ ゆうか)

1993年11月生まれ。4歳からピアノを始める。

神戸女学院大学音楽学部卒業、同大学大学院修了。演奏活動を行いながら、アンサンブルくれよんのメンバーとしてアウトリーチ活動を行い、またピアノ講師として後進の指導にあたっている。宝塚演奏家連盟会員。藤原千秋、田中修二の各氏に師事。暇さえあればベッドの上にいたい。お風呂上がりのお菓子とアイスが日課で、妊娠中太りすぎる。今1番行きたいところはディズニーランド。

 

・花谷 瑞(はなたに みずき・第一部ピアノ)

2000年12月生まれ。4歳よりピアノを始める。

兵庫県立西宮高等学校音楽科卒業。現在、神戸女学院大学音楽学部3年生。これまでにピアノを宇野洋子、轟木裕子、山上明美の各氏に師事。鬼滅の刃で1番好きなキャラクターは冨岡義勇です。

 


 

【ダンス甲東園】ミジカムジカvol.16

ピアノとダンスによる「火の鳥」ほか

      

 

躍動するユーラシア

 

2022年2月11日

 

西宮市甲東ホール

 

高野裕子(ダンス・振付)

志賀俊亮(ピアノ)

本間紗世(ダンス)

村林楽穂(ダンス)

 

サティ「ヴェクサシオン」*

モリコーネ/坂本龍一「1900」ペルト「アリーナのために」

坂本龍一「The Last Emperor」

トゥール「ピアノソナタ」より* (写真 中)

 

ストラヴィンスキー「スケルツォ」

同 「ピアノラグ・ミュージック」

同 「火の鳥」(アゴスティ編ピアノソロ版)* (写真 下)

 “Der Feuervogel - Danse infernale, Berceuse for piano solo”

 

           (*印は、ダンスと)

 

開演前からダンサーが会場をうろうろし、ピアノが始まり、司会者が諸注意を始めるという、作品の始まりをわからない状態にした「ヴェクサシオン」。何人かのお客様は、舞台上の出来事に集中できないことにイライラされたのではないでしょうか。ヴェクサシオンとは「嫌がらせ」という意味。

 

坂本龍一の大陸的広がりのある曲を経て、1959年エストニア生まれのエリッキ=スヴェン・トゥールのピアノ・ソナタは、その氷の結晶のような美しいきらめきに、多くの方が感動されたようです。そのきらめきと対峙するような精緻な振付、二人のダンサーの濃やかで繊細な動きも、感動的でした。

 

第一部が静謐で低温な空気に終始したのに対し、20分ほどの座談会を経て、第二部のストラヴィンスキーは、激しく情熱的な時間となりました。「火の鳥」ピアノ版への高野の振付、ダンスは、ストラヴィンスキーの世界に包み込まれ、飲み込み、自らの力と成していくような、強くも弱くもあり、ダイナミックでも繊細でもあるものでした。

(写真:高橋拓人)

 

【出演者】

 

志賀俊亮

 

兵庫県立西宮高等学校音楽科を経て京都市立芸術大学音楽学部卒業。 同大学大学院音楽研究科修士課程修了。 第7回神戸新人音楽賞コンクール優秀賞。 第28回宝塚ベガ音楽コンクールピアノ部門入選。 『Coimbra World Piano Meeting 2020』(ポルトガル) においても研鑽を積む。神戸、 京都、大阪などでリサイタルを行う。邦人作品の演奏も精力的に行い、 2021年より邦人作曲家のピアノ・声楽作品を紹介する演奏会「ピアノと 声楽でたどる戦後日本の作曲家」シリーズを開始。現在、関西を中心に 演奏活動、後進への指導を行う。 京都市立芸術大学伴奏員、神戸 フォーレ協会会員。

 

高野裕子

 

1983年生まれ。神戸女学院大学音楽学部音楽学科舞踊専攻卒業。Owen Montague、村越直子、島﨑徹に師事。

2010年に渡独、帰国後関西を拠点に活動。「nomad note dance」(2016年、2019年瀬戸内国際芸術祭出演)、「芦谷康介と高野裕子」「みゝず」に参加。

近年はキッズダンスやミュージカルダンス指導、大阪府や兵庫県西宮市の小中学校特別支援学級アウトリーチ講師、武庫川女子大学実習助手、ミツヴァテクニックアシスタント講師などを務める。ダンス経験や障がいの有無等を問わず、様々な人や場と踊りを通して関わり合い、動きを生み出している。

2010年 なかの国際ダンスコンペティション創作部門センターフィールド賞受賞。

Instagram @youreve

 

本間紗世

 

5歳よりモダンバレエを始める。2006年 神戸女学院大学音楽学部音楽学科舞踊専攻入学後、舞踊全般を学ぶ。

卒業後、オランダ留学を経て2012年度 後期より神戸女学院大学音楽学部音楽学科舞踊専攻非常勤講師就任。

主に島﨑徹振付作品のミストレスとして国内外で多数活動、また島﨑徹セレクトメンバーを集めたグループ Dance Barbizon の一員として国内外の舞台に立つ。近年では、自身の振付指導作品が評価され、日本予選を突破し国際コンクール本選に出場するなどの成果を収め、後進の育成に力を注いでいる。

Instagram @sayohomma

 

村林楽穂

 

4歳からクラシックバレエを始める。神戸女学院大学音楽学部音楽学科舞踊専攻入学後、コンテンポラリーダンスを島﨑徹に師事。他にもマーサ・グラハムテクニック、GAGA等を同専攻で学ぶ。卒業後も島﨑徹セレクトダンサーズとして国内外の舞台に出演。現在上杉真由バレエスタジオ所属。同スタジオでバレエ、コンテンポラリーダンスの指導も行なっている。上杉真由率いるダンスカンパニー、niconomielでシーズン#2 よりダンサーとしても活動中。

Instagram @rakuhomurabayashi

 

上念省三

 

舞台芸術評論。神戸女学院大学等非常勤講師(アートマネジメント等)。西宮市文化振興課アドバイザー。国際演劇評論家協会日本センター関西支部事務局長・Act編集担当

 

主催:㈱双葉化学商会(甲東ホール指定管理者)、ダンスの時間実行委員会 

共催:西宮市

協力:超名曲コンサート実行委員会

後援:神戸新聞社、神戸フォーレ協会、京都市立芸術大学音楽学部同窓会真声会


【ミジカムジカ17】 

 

うた・ひびき・こころ

~日本歌曲の魅力~

 

【大阪狭山公演】

2022年4月2日(土)

14:00開演(13:30開場)

SAYAKAホール コンベンションホール

(南海高野線「大阪狭山市」駅徒歩3分)

 

【西宮公演】

2022年5月14日(土)

14:00開演(13:30開場)

西宮市民会館 大会議室101

(阪神本線西宮駅すぐ)

 

 (写真は左から、山内海波、坪之内綾華、一人おいて佐藤真由子、吉岡彩)

 

日本歌曲、ピアノ曲でまとめたプログラム。瀧廉太郎から21世紀まで、幅広く歌曲の歴史をたどる選曲となりました。2か所で日を置いての開催となり、多くの来場者にお楽しみいただきました。2人のトークの中でもふれていたように、詩と曲の繊細で婉曲的な抒情を歌うことの難しさと魅力を、お伝えしようとした公演で、多くのお客様からご好評をいただきました。

 

■佐藤 真由子(ソプラノ)

 唄       山田耕筰

 この道     山田耕筰

 雪の降るまちを 中田喜直

 かごかき       貴志康一

 ひぐらし       團 伊玖磨

 愛          猪本 隆

 花の春告鳥   小林秀雄

 

■(ピアノ)山内 海波

 メヌエット  瀧 廉太郎

 憾      瀧 廉太郎

 

■吉岡 彩(メゾソプラノ)

 歌曲集「みやこわすれ」 千原英喜

  ・薔薇のかおりの夕ぐれ

  ・はっか草

  ・すみれ

  ・みやこわすれ

 うたうたう          信長貴富

 今日もひとつ      なかにし あかね

 

■(ピアノ)坪之内 綾華

 春:5月の夢の歌                 吉松 隆

 ピアノ・フォリオ…消えたプレイアードによせて  吉松 隆

 

■デュエット

 花      瀧 廉太郎

 翼      武満 徹

 心の瞳    三木たかし

 いのちの歌  村松崇継 


日本のことばをうたう

近世箏曲から山田耕筰へ

 

2022年5月22日(日)

14:00開演(13:30開場)

 

文化パルク城陽東館1階 音楽練習室

 

ソプラノ 中田有香

ピアノ 謝 芳乃香

【山田耕筰】

赤とんぼ 三木露風

からたちの花 北原白秋

鐘が鳴ります 北原白秋

風に寄せてうたへる春のうた 三木露風

幽韻 小倉百人一首より 小野小町ほか

【信時潔】

小倉百人一首より(抜粋)

 

箏唄 森本侑花

【二世吉沢検校】

千鳥の曲 古今和歌集より 源兼昌ほか

春の曲 古今和歌集より 在原業平ほか

【山登万和】

近江八景 

 

大学院在学中の二人の学生による、お話を交えた演奏会をお届けします。19世紀から20世紀の日本語、特に和歌による「うた」をお届けしようという試みです。

日本語の韻律、東西の楽器や音律、歌唱法…それらがどれほどに違っているのか同じ部分はないのか、同じ日本でも和歌と近代詩では抒情のありかがどう違うのか同じなのか、などなど、考えうる問題はたくさんあるように思われ、この演奏会の企画もなかなか絞り込めませんでした。しかし今回はその手はじめ、第一歩ということで、歌いながら、聴きながら浮かんでくる考えや印象を、皆さんと分かち合う場にできたらと思っています。

なかなか耳にする機会の少ない作品も多く取り上げました。どうか多くの方に共に体験していただけますよう、ご来場をお待ちしております。

 

ミジカムジカ18 主催:超名曲コンサート実行委員会 後援:関西元気文化圏参加事業/京都女子大学


ピアノと声楽でたどる

戦後日本の作曲家Ⅲ

 

大西  凌(バリトン)

志賀俊亮(ピアノ)

藤原征生(解説原稿)

 

伊福部 昭 

 サハリン島土蛮の三つの揺籃歌

 ピアノ組曲(p)

宅 孝二  

 猫の蚤

 その男

 プーランクの主題による変奏曲(p)

坂本 龍一 

 andata(p)

 僕自身のために(p)

 Parolibre(p)

 Ballet Mécanique(編曲:増田建太)

 美貌の青空

 

 Forbidden Colours

 

2022年7月16日18:00

西宮市フレンテホール

 

主催:戦後日本の作曲家プロジェクト 

助成:公益財団法人 神戸文化支援基金

協力:ミジカムジカ(超名曲コンサート実行委員会)

後援:西宮市、神戸新聞社、神戸フォーレ協会、京都市立芸術大学音楽学部同窓会真声会 


志賀俊亮ピアノリサイタル

20世紀の邦人作曲家

 

2022年8月27日(土)

アートスペース二条城前Alba

 

林 光『島こども歌2』より 

 あったーわんくヮとゥ

 耳切り坊主

 てィーちでィーる・じんじん

武満 徹『ロマンス』

宅 孝二『プーランクの主題による変奏曲』

坂本龍一

 andata

 僕自身のために
 Parolibre
 Before Long
 The Last Emperor
 Mizu no Naka no Bagatelle
 Merry Christmas Mr. Lawrence




 

 

 


二人椀久のラプソディ

 日本舞踊とピアノが出会うⅡ

 

2022年9月3日(土)14:00開演

会場 西宮市甲東ホール

(阪急今津線「甲東園」駅直結 アプリ甲東4階)

 

「二人椀久」とガーシュイン、リスト…を行き来し、

時空をさまようSweet Nightmare

 

主な曲目 

ガーシュイン/ラプソディ・イン・ブル―(d+p)

ガーシュイン/サマータイム(S+p)

フォーレ/夢のあとに(S+p)

ショパン/舟歌(d+p)

ショパン/バラード第4番 (p)      

リスト/愛の夢第3番(d+p)

        (d:舞踊、S:ソプラノ、p:ピアノ)

 

主催・出演 Co.R.Ahead

(カンパニー・アール・アヘッド)

日本舞踊:小桜 佳之輔

ソプラノ:佐藤 真由子

ピ ア ノ:古川 莉紗   

  語 り:松下 美波

 

 

 

主催:Co.R.Ahead

協力:ミジカムジカ 遊戯三昧

後援:西宮市

   神戸女学院大学音楽学部同窓会クラブファンタジー

関西文化力参加事業

 

二人椀久(ににんわんきゅう) ■ 城を傾けるほど魅力的だから傾城(けいせい)と呼ばれる遊女。大阪は新町の傾城・松山に恋してしまった豪商の跡取り・椀屋久兵衛、通称椀久。あまりの散財に勘当され、座敷牢に閉じ込められてしまう。だが、松山恋しさが募り、狂ったか座敷を抜け出し、さまよい歩き、いつしか眠り込んでしまい、夢で松山に逢う。そこでは松山も椀久に会いたさで、椀久が着ていた羽織を身に当て、片袖を椀久だと思って眺めていた(=二人の椀久)。楽しかった日々を次々と思い出す椀久。しかし夜明けとともに松山の姿は薄れ、後には松風の音が残るばかり…。1774年初演の歌舞伎舞踊、長唄の古典です。今回はこの世界を、新たな抒情をめざしてお届けします。


バラード!~ピアノとダンス

 

令和4年度(第77回)文化庁芸術祭参加公演 

ダンス甲東園vol.12

 

2022年10月21日(金)

19:00開演(18:30開場)

 

ダンス:斉藤綾子 

ピアノ:和田悠加

 

西宮市甲東ホール

(阪急今津線「甲東園」駅直結。アプリ甲東4階)

 

ショパン バラード第1番

リスト バラード第2番

コルトレーン「バラッズ」より

  Say It

  All or Nothing at All

  It's Easy to Remember

シューベルト 即興曲第1~4番

 

 斉藤さんのダンス、和田さんのピアノの振幅の広さ、魅力の奥深さを余すところなく受け取ることのできる、完成度の高い公演になったと思います。

 ショパンの白、リストの朱、コルトレーンの緑、シューベルトの青と、甲東ホール独特の木調の壁を上品に使った照明デザインが、とても効果的でした。例えばリストなどは、オレンジから赤に、10分かけて変えていくということで、照明をシンプルにしたことで音や動きに集中しやすい、いい空間をつくれたと思います。

 最初はショパンのバラードで、ということで始まった企画でしたが、もう一つバラードをとなってショパンの何番?いやリストでということになり、いいコントラストができたと思います。ショパンの激しさをピアノが強調したので、いい始まりになりました。

 バラードつながりでコルトレーンを持ってきたのは、それによって斉藤さんの身体の艶を最大限に発揮できるのではないかと思ったから。

 そしてバラードに隣接する形でメロディアスなシューベルトの即興曲を持ってこれたのは、構成的にもとてもよかった。

 何度も二人でやってくれているので、この曲なら引き出せる、という感覚が芽吹いていたのかもしれません。

 

■斉藤綾子

バラードと呼ばれる音楽を聴くと、話し言葉が聴こえてくるような気がします。

辞書で引いても「詩」や「物語」といった言葉が出てきますし、そのような成り立ちなのだからそりゃそうなのでしょうが、どうもそれだけではない蓄積があるように感じます。今回ご一緒いたします音楽は、これまでにたくさんの方々の、たくさんの場面に寄り添ってきたであろう名曲ばかりです。それぞれの物語とすれ違うような時間となりますよう。

ピアノの和田悠加さんとは、2019年2月から数えて4回目の本番ですが、新作の踊りだけで公演をするのは今日が初めてです。知っていることもあるし、知らないこともある。そんな当たり前みたいなことを大切にしながら踊ります。

本日は甲東ホールへお運びくださり、誠にありがとうございます。

どうぞごゆっくりお楽しみください。

 

■和田悠加

「バラード」というからには、どの曲にも作曲家が思い描く物語がきっとあるのでしょう。この旋律はどんな詩にのせているのか?どんな場面なのか?どんな気持ちなのか?楽譜を一生懸命に読み解いて推測しても、結局正解は作曲者にしか分かりません。それでも色々な情報を元に私なりに解釈して曲に寄り添い、私なりの物語を音で紡いでいけたらいいなと思います。そこに斉藤さんの創るバラードの世界が合わさった時、きっと新しい何かを見つけられる気がします。時代やジャンルを超えて曲と向き合っているのに、しっくりくるんです。芸術×芸術には無限の可能性があると、改めて感じます。

 

主催:西宮市甲東ホール指定管理者㈱双葉化学商会 

共催:西宮市 

協力:ミジカムジカ 

後援:西宮市教育委員会、(公財)西宮市文化振興財団、クラブファンタジー(神戸女学院大学音楽学部同窓会)

関西元気文化圏参加事業


クラリネットで世界旅行

 

■11月6日(日)14:00 頴川グリーンホール

 

 出演=反田沙耶(クラリネット)、小川瑞葵(ピアノ)

 

【曲目】

ロッシーニ : 序奏、主題と変奏(1810) 

バッハ : G線上のアリア(c.1720ウィルヘルミ編曲)

シュライナー : だんだん小さく

ブラームス : op120-1「間奏曲」イ長調(1893 ピアノソロ)

大澤壽人 : 桜に寄す(1935)

ドビュッシー : クラリネット のための第一狂詩曲(1910)

ピアソラ:リベルタンゴ(アンコール)

 

 幼稚園から一緒という二人が、息の合った演奏を聴かせてくれました。難曲を最初に持って来て、技術と表現力を存分に披露した後、みんなが知っているG線上、そして譜めくりさんのかわいい名演を交えて笑いと驚きを振りまいた「だんだん小さく」、休憩を挟んでしっとりと美しいピアノソロ、クラリネットで演奏するのは世界初演かもという「さくら」のメロディを軸にしたスケールの大きな曲。大澤壽人は神戸女学院で教鞭をとっていた作曲家でもあります。そして木管の音色の似合うドビュッシーの表情豊かな名曲。バランスもとれ、奏者の魅力も存分に発揮できる、意欲的なプログラムでした。

 曲間のおはなしも、演奏家ならではのエピソードを交え、楽器の仕組み・魅力、二人の人となりもわかる、親しみの持てるもので、満足いただけた90分になったと思います。

 

 初めて使った会場でしたが、音のまわりもよく、また使わせていただこうと思います。


ゆらぎと激情~シューマンという沼

 

11月19日(土)14:30 

兵庫県立美術館王子分館 原田の森ギャラリー401室 

(ミジカムジカ21) 

 

 出演=丹野桃子(ピアノ)

   宮下優花(ヴァイオリン)

 

 以前、丹野さんからコンサートの帰りに駅のホームでシューマンの魅力について伺ったことがあり、ようやくそれを披露してもらう機会が実現できました。

 前半の解説では、シューマンの特徴を「情緒不安定」という言葉から説き起こし、演奏も交えて音楽的な魅力もたっぷり開陳していただきました。

 解説に続いて「謝肉祭」を演奏。30分にわたる大曲ですが、解説を踏まえて各曲のキャラクターが想像でき、パレードのような祭祀性が可視化されたような、演奏だったと思います。

 休憩を挟んで、ヴァイオリンを交えた演奏。シューマンの「歌」と不安定さがよく感じられる、興味深い演奏だったと思います。

 シューマンの魅力を2つの楽器で存分に味わえるひとときでした。今後も引き続き、シューマンの魅力をお届けすることになると思います。

 

 

♬ 謝肉祭 四つの⾳符上の小さな情景

 Carnaval, Scenes mignonnes sur quatre notes 1834〜35

(1) 前口上

(2) ピエロ

(3) アルルカン イタリア古典喜劇「コメディア・デル・アルテ」の道化役者

(4) 優雅な円舞曲 タイトルはシューベルトからと言われている

(5) オイゼビウス シューマンが自身の二面性に名付けたキャラクターで、内面的で瞑想にふける側

(6) フロレスタン 同じく、活発で英雄的な側

(7) コケット あだっぽい⼥、の意

(8) 応答

(スフィンクス) 《Es-C-H-A》《As-C-H》《A-Es-C-H》(ミ♭・ド・シ・ラ、ラ♭・ド・シ、ラ・ミ♭・ド・シ)の⾳を順番に⻑く伸ばす。ただし「演奏するには当たらない」とされている。ちなみに、ギリシャ神話のスフィンクスは、ライオンの身体、美しい人間の⼥性の顔と乳房のある胸、鷲の翼を持つ怪物で、高い知性を持っており、謎解きやゲームを好むとされている。「朝は 4 本足、昼は 2 本足、夜は 3 本足。これは何か」が有名だが、オイディプスに「それは人間だ」と解かれてしまうと、台座から飛び降り、谷底へ身を投げて死んだといわれている

(9) 蝶

(10) 踊る文字(ASCH-SCHA)

(11) キャリーナ クララのイタリア風の読み方

(12) ショパン シューマンは評論家として「ショパンは天才だ」と世間に紹介した最初の人物といわれている

(13) エストレッラ シューマンが当時好意を抱いていたエルネスティーネの名前をもじったもの

(14) 再会

(15) パンタロンとコロンビーヌ 一組の道化役者の踊り。パンタロンはフランス語でズボンのことで、コメディア・デル・アルテの道化役者パンタローネがはいていた。コロンビーヌは「小鳩」の意味。アルレッキーノの恋人で、パンタローネにしつこく言い寄られるのをタンバリンを叩きながら軽妙にかわす

(16) ドイツ風ワルツ;パガニーニ

(17) 告白

(18) 散歩

(19) 休息

(20) フィリシテ人に対抗するダビッド同盟員の行進 フィリシテ人は旧約聖書のペリシテ人。「芸術や文学などに関心のない無趣味な人」の比喩として使用される。フィリスティア人とも

 

♬ 3 つのロマンス 1849

原曲はオーボエのために書かれた作品で、旋律の親しみやすさから、他の楽器で演奏されることも多く、今回はヴァイオリンでお送りします。オーボエの名手ハインツ・ホリガーが「ロマン派全体を見渡しても最も重要なオーボエ作品」と評したと伝えられており、シューマンが妻クララへのクリスマス・プレゼントとして作曲したと伝えられています。

 第1曲:Nicht schnell(速くならないで)

 第2曲:Einfach innig(素朴に)

 第3曲:Nicht schnell(速くならないで)

 

♬ ヴァイオリン・ソナタ第 1 番 イ短調 1851

友人のヴァイオリニストの勧めに促されて、わずか 1 週間足らずの間に書き上げられたそうです。「小さなソナタであるが、その内容の深さはどんな⼤作にも引けをとらない」(平野昭)と評される佳曲です。

 第 1 楽章:Mit Leidenschaftlichem Ausdruck(情熱的な表情をこめて)

 第 2 楽章:Allegretto(快活にやや速く)

 第 3 楽章:Lebhaft(生き生きとして)


■ミジカムジカ22

 

古川莉紗 錦秋サロンコンサート

 

 

2022年11月27日(日)

兵庫県立美術館西宮分館 頴川グリーンホール

 

主催:超名曲コンサート実行委員会 (ミジカムジカ)

後援:西宮市、クラブファンタジー(神戸女学院大学音楽学部同窓会)、(公財)兵庫県芸術文化協会

 

♬ドビュッシー 子供の領分より

Claude Debussy 1862~1918

 グラドゥス・アド・パルナッスム博士

 ♬ドビュッシー 2つのアラベスク

 第 1 番 ホ⻑調 アンダンティーノ・コン・モート

 第 2 番 ト⻑調 アレグレット・スケルツァンド

♬ ガーシュイン ラプソディ・イン・ブルー

George Gershwin 1898~1937

𝄽  休憩

♬ スクリャービン 24の前奏曲 op.11より

Alexandre Scriàbine 1872~1915

 第 1 番 ハ⻑調 ヴィヴァーチェ

 第20番 ハ短調 アパッショナート

♬ ショパン バラード第4番 ヘ短調 op.52

Fryderyk Chopin 1810~1849

𝄽  休憩

♬ ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第31番 変イ長調op.110

Ludwig van Beethoven 1770~1827

 第1楽章 モデラート・カンタービレ・モルト・エスプレッシーヴォ

 第2楽章 アレグロ・モルト

 第3楽章 アダージョ・マ・ノン・トロッポ

 第4楽章 フーガ:アレグロ・マ・ノン・トロッポ

 

 本日は錦秋サロンコンサートにお越しくださりありがとうございます。出演3回目となります “ミジカムジカ”では、これまでコンテンポラリーダンス、日本舞踊とコラボーレーションしてきました。今回は茶道とクラシック音楽の掛け合わせです。どちらも大切な芸術文化、日常の一部としてお楽しみいただきたいと思いました。

 

ソーシャルディスタンスを取るのが当たり前の環境になり、オンラインの需要が高まっています。しかし五感で直接触れることでしか味わえない感覚というのは、皆様もこれまで経験し心に残っているのではないでしょうか。だからこそ、“ミジカムジカ” この名前の通り、身近に音楽や芸術を感じてもらう機会にどんどん触れていただきたいです。

 

プログラムは、テレビで聴いたことのあるドビュッシーの作品や、有名なガーシュインのラプソディ・イン・ブルーを前半にお届けします。日常でもよく聴こえてくるメロディーに、体は自然と揺れてくるかもしれません。後半は私の最も好きなピアノ曲をご紹介します。色々と変わりゆく不安定な世間からいったん意識を離し、水面にたゆたうような頴川グリーンホールのピアノの響きに、しばしお付き合いください。

 

音楽生活を送ることのできる今の環境に感謝を込めて。

ピアノ 古川莉紗

 

 

 この会場を見た時に、1階の茶室を使わない手はないと思い、西宮市のワークショップBOXで知遇を得た福崎さんに相談したところ、今日の企画にまとまりました。

 武者小路千家第十四代 不徹斎宗守は、カトリック系の洛星高校時代にチャペルでのミサに出席し、茶道とカトリックの典礼の共通点を発見したことを記しています。千利休が「ミサという最後の晩餐の再現に深い感銘を受けたのだと、私は考えます。」と続けておられます。

 千利休は16世紀の後半に天下人と交流があったので、バロック以前、ルネサンス期の音楽を耳にしていた可能性もありますね。

 芸術は、時、場所、民族の隔てなく、思いがけない融合を果たすようです。今日はフランス、ロシア、ポーランド、アメリカ、ドイツの作曲家に出会っていただきます。強さ・知性・品格を兼ね備えた古川さんのピアノを通じて、様々な出会いに思いを馳せていただけるひとときとなりますように。                       企画・制作 上念省三 


2023年 1月14日(土)10:30~16:30

冬のトキメキキッズフェス~みんなで楽しまない貝?

 

 神戸女学院大学「アート・マネジメント演習」の受講者14人で企画してきたもので、130人を超えるお申し込みをいただき、あたたかな小雨の中、11時から16時ごろまで、たくさんの主に親子連れのお客様に楽しんでいただけたものと思います。

 西宮市貝類館の学芸員・高田良二さんによる「貝のお話し貝」、貝を使ってネームプレートや楽器をつくるワークショップに続いて、15時からコンサート「貝の音楽貝」の開催となりました。

 海の見える街に住む女の子が、海の底に広がる世界に憧れて、しばし旅するというお話し仕立てのコンサート。

 語りは学生2人が担当し、お母さん役と女の子役を達者に演じてくれました。ソプラノは山下優子さん。実は3日前の水曜日に、当初予定していた方が濃厚接触者になってしまったために急遽登板してくださいました。ピアノは向井千沙都さん、在学時にこの授業を履修してくれていた先輩です! 子どもたちや学生を交えて、ワークショップで作った楽器を使った「しじみのダンス」も、とても素敵にリードしてくださって、会場が和やかな雰囲気に包まれました。三拍子のリズムを子どもたちが真剣な表情で刻んでいるのが、印象的でした。

  これまでのアート・マネジメントのイベントに比べて、メインイベントのコンサートだけでなく、ワークショップを3種類以上も開催し、チラシの絵やデザインも学生に任せ、照明のオペレーションも学生に担当させるなど、学生個々の負担を増やすことになりました。

 やっと今年度になっていくつかの学校行事が再開されたとはいえ、部活動や学生会の活動などが少ない学年でしたから、少しでも忙しく立ち回ってもらおうと思いました。準備や段取りももちろん、子どもたちや親御さんへの対応なども非常にうまくやったと思います。これがKCクオリティ(神戸女学院の質)というものかと思いました。


PianoDuo MiT結成記念公演 

 

4手ピアノによる 19世紀中欧の抒情

 

・メンデルスゾーン「無言歌集」第5巻より「春の歌」Op.62-6

・シューマン: 小さな子供と大きな子供のための12の連弾小品 Op.85

・シューベルト:幻想曲 へ短調 D940 Op.103

 

ピアノ:竹ヶ鼻 智絵Tomoe Takegahana+ 小川 瑞葵Mizuki Ogawa

 

2023年3月26日(日)14:00開演(13:30開場)     

 

会場:頴川(えがわ)グリーンホール

 

  ピアノ連弾のために書かれた曲をメインに据えたので、必ずしも有名な曲をそろえたわけではなかったのですが、シューベルト「幻想曲」は実に美しく、彼のロマンティックな傾向がよくわかる作品。シューマンの12曲から成る「連弾小品」は、妻クララと子どものために書かれたユーモラスなタイトルを持つ小品集で、行進曲や叙景曲など、様々な傾向が集まって楽しい連作でした。対照的な曲を並べることで、聴きやすく、ピアノ連弾の魅力がよく伝わったと思います。

 私自身、連弾というものに、これまで馴染みがなく来てしまったのですが、奏者の間のつながりが見えることで、聴いている側もとてもあたたかく、やさしい気持ちになれる、すばらしい演奏形態だなと思いました。

 小川瑞葵、竹ケ鼻智絵 の2人による解説や画像を加えて、心のこもった行き届いた企画で、子どもたちにも、大人にも、とても親しみやすく、満足のできるコンサートになったと思います。

 会場の頴川グリーンホールは、4月から県立西宮高校の施設になってしまうそうで、利用できなくなるのがとても残念です。今年度ここで3回もコンサートをさせてもらいました。さくらが見事に開いていました。(上念)


■ミジカムジカ24■ 

 

ロマン派から20世紀へ

~抒情の変遷~ 

 

2023年4月8日(土)14:30

原田の森ギャラリー401室(兵庫県立美術館王子分館)

 

ピアノ:

 

【秋月舞】

ショパン 幻想曲ヘ短調

スクリャービン ワルツ(ヘ短調 変ニ長調 嬰ト短調  変イ長調) ワルツ風に ヘ長調

ガーシュイン 2つの調のための即興曲

 

【志賀俊亮】

ムソルグスキー 展覧会の絵より

アルベニス トゥリアーナ

ラヴェル 古風なメヌエット

ガーシュイン 3つの前奏曲

 

  京都市立芸術大学の同期お二人によるジョイントコンサート。

 ショパンからロシア、スペイン、そして新大陸アメリカへと、激動と革命の時代を生きた作曲家たちのパッショネートな曲を集めたコンサートとなりました。

 ラヴェルにアルベニスを続けることで、ラヴェルの中にある民族的なものへのあこがれがあぶりだされたり、ショパンとスクリャービンを並べることで、影響関係だけではないロマンティシズムの紡ぎ方が見えてきたり、そして展覧会の絵の高揚と、ガーシュインのリズミカルでポピュラーでありながら秘められた気品を味わったりと、バラエティ豊かで、心揺さぶられるコンサートだったと思います。

 秋月さんとは、数年前に四条河原町あたりのカフェで開かれた小さなサロンコンサートをたまたま聴いてから、久々の協働となりました。不思議なご縁です。

 志賀さんとはまた今年度も現代音楽のコンサートを企画しています。どうぞご期待ください。(上念)

 

後援:(公財)兵庫県芸術文化協会、(一社)日本クラシック音楽協会、神戸新聞社、
   京都市立芸術大学音楽学部同窓会真声会

 

↓ Photo by Dorian Nakagawa


PianoDuo MiT第2回公演

闇から光へ

~ピアノ連弾で奏でるオーケストラの調べ~

 

ピアノ:小川瑞葵、竹ヶ鼻智絵

2023年9月9日(土)

La Paz(天神橋筋6丁目)

 

◆小川瑞葵

♬ロベルト・シューマン(クララ・シューマン編曲) /歌曲集《ミルテの花》より 第3曲「くるみの木」

第7曲「蓮の花」

♬ロベルト・シューマン (リスト編曲)/歌曲集

《ミルテの花》より 第1曲「献呈」S.566 R.253

 

◆竹ヶ鼻智絵

♫クララ・シューマン/《音楽の夜会》 作品6より 第2番「夜想曲」ヘ長調

♫ロベルト・シューマン/《8つのノヴェレッテ》作品21より 第8番 嬰ヘ短調 

 

 

◆連弾

ブラームス/交響曲 第1番 ハ短調 作品68

 

アンコール ロベルト・シューマン/小さな子供と大きな子供のための12の連弾小品(Op.85)より「夕べの歌」

 

 

主催:超名曲コンサート実行委員会(ミジカムジカ・プロジェクト)

後援:クラブファンタジー(神戸女学院大学音楽学部同窓会)

関西元気文化圏参加事業

 

初めての大阪市内での開催で、ぎっしり満席のお客様をお迎えし、熱い拍手をいただきました。

それぞれのソロと、二人の連弾によるブラームス交響曲第1番ピアノ連弾版というたっぷりのプログラムでしたが、2人の丁寧な曲目解説もあり、飽きることなくお聴きいただけたようです。

特にブラームスでは、管弦楽とはまた違った鋭いドライブ感を感じることができました。ロマン派の楽曲にしばしば指摘される歌、抒情という一面だけでなく、激しさ、スピードが顕著で、次々と浮かび出るテーマの多様さに翻弄され、聴いていて体が動く感覚がありました。終演後小川も何度も腰が浮く感覚があったと言っていました。

シューマン夫妻とブラームス、編曲でリストと、同時代の交友関係のあった作曲家の作品に絞り込むことで、音楽におけるロマン派の輪郭がくっきりと現れ出たように思います。

 

1回目からドイツロマン派を続けてきているので、このまま突き進むか、範囲を広げるのか、次回が楽しみです。


山内海波スタジオコンサート1                  

ミジカムジカ27                    

ウィーン、悦楽と悲嘆~ピアノでたどる古典派とロマン派~

 

2023年9月17日(日)

14:00開演 (13:30開場)

 

会場□スタジオT-raum(阪急塚口駅より徒歩)

 

山内海波Minami Yamauchi

 これまでミジカムジカには声楽の方の伴奏で何度か出演させて頂いており、そのすべてが日本の作曲家を取り上げた公演でした。今回は初めてソロで演奏させていただくということで、テーマを「ウィーン」としました。オーストリアの首都ウィーンは音楽の都といわれており、多くの名曲が生まれた街です。ウィーンの街は、中心地は建物、カフェなど街全体に軽やかさと輝きが感じられ、少し中心から離れると緑が多く穏やかな空気が流れ…私は訪れた際にはとても魅了され、また数多くの音楽家がこの街に魅了され作品を生み出していたのだと感じました。今回は古典派から前期ロマン派までの時代の作曲家とウィーンの関係をお話し、音楽でウィーンの雰囲気をお楽しみいただけたらと思います。

 

【演奏曲目】

ウェーバー/舞踏への勧誘 Op.65

モーツァルト/ピアノソナタ第18番 K.576

シューマン/蝶々 Op.2

シューベルト/即興曲 Op.142-2

ベートーヴェン/ピアノソナタ第8番 悲愴 Op.13

 

 初めての会場でしたが、音の響きもよく、親密な空間で、充実したコンサートとなりました。殊に「悲愴」の後では、拍手がなかなか鳴りやまないほどで、ご満足いただけたことと思います。

 これまで伴奏でばかりお願いしていたのですが、ソロでは実に堂々としており、また表情豊かな演奏で、華やかでウィットのあるウェーバーから、ベートーヴェンまで、古典派からロマン派のダイナミズム、特に若きベートーヴェンの充実ぶりと苦悩が本格的かつ十分に表現されていたように思います。

 丁寧な曲目解説を交え、ステージングもなかなかのものでした。-1-と題しましたので、次回がまた楽しみです。

 

後援:クラブファンタジー(神戸女学院大学音楽学部同窓会)

関西元気文化圏参加事業 


surrounded by lyrical sounds of the clarinet in autumn

秋、柔らかな音に包まれて

~クラリネットの抒情と哀愁~

 

反田沙耶Saya Tanda

クラリネット

 

薄木咲良Sakura Usuki 

ピアノ

 

2023年10月8日(日)13:30開演(13:15開場)

西宮市民会館503室(阪神西宮駅市役所口北すぐ)

 

【主な曲目】

・サン=サーンス「クラリネット・ソナタ」ホ長調

・ベートーヴェン「ピアノ・ソナタ」第24番「テレーゼ」

・『ニュー・シネマ・パラダイス』より「愛のテーマ」

・エルガー「愛の挨拶」

・ジブリ映画メドレー

・秋の日本のうたメドレー ほか

 

 サン=サーンスとベートーヴェン、ソナタを2曲聞けるというぜいたくなコンサートとなりました。

 それらクラシックの名曲を第一部に、第2部は映画音楽などポピュラーを中心にと、居心地のいいコンサートになったのではないかと思います。

 

 反田さんのクラリネットは約1年ぶりだったのですが、低音のふくらみを中心に、音が強く大きくなっているように思い、本人に尋ねたら、その方向にと心がけて、吹き方を工夫していると言っていて、そういう試行や努力が音に表れてくるというのはすごいものだと感心しました。

 

 薄木さんのピアノは、たっぷりとした歌ごころがあって、聴き惚れました。24番のソナタは2楽章から成る小品ですが、愛らしい抒情があり、また聴きたい一曲です。


ピアノと声楽による小さなコンサート

秋風のささやき

~concerto del trifoglio

 

2023年10月9日(月・祝)17:00開演(16:45開場)

 

スタジオT-raum

 

佐藤真由子 Mayuko Sato ソプラノ

 

 ♪落葉松 小林秀雄 

 ♪Widmung 献呈 R.シューマン

 

吉岡 彩 Aya Yoshioka メゾ・ソプラノ

 ♪荒城の月 瀧廉太郎

 ♪「サムソンとデリラ」より あなたの声に私の心は開く サン=サーンス

 

二重唱

 ♪秋の歌 F.メンデルスゾーン 

 ♪ホフマンの舟歌 J.オッフェンバック

 

山内海波 Minami Yamauchi ピアノ

 ♪巡礼の年第2年「イタリア」より ペトラルカのソネット第104番

 ♪献呈 シューマン作曲~リスト編曲

 

(曲目は一部)

 

 佐藤さんと吉岡さんの1年半ぶりのコンサート。転職、出産という転機を経て、練習時間の捻出もなかなか難しい中でこぎつけたコンサートでしたが、心身ともに充実の見られる、すばらしいものとなりました。

 MCではCAとして働いている佐藤さんの採用の際のエピソードや苦労談、昨冬出産した吉岡さんの育児の苦労談が披歴され、お客様の笑いと共感に溢れました。

 その上で、しみじみと心のこもった歌が披露され、涙ぐんでおられる方もおられたようです。

 

 また、サン=サーンスをはじめとした伴奏、リストの山内さんのピアノがひじょうに聴きごたえがあり、9月に続いての確かな実力の発揮となりました。

 

 アンケートでも「予想以上に充実していた」「すばらしいアンサンブル」などご好評を得たことがわかり、次回への期待もいただきました。


ピアノと声楽でたどる

戦後日本の作曲家Ⅳ

 

西宮市フレンテホール

2024年1月19日(金)19:00開演

 

 

バリトン:大西 凌

ピアノ:志賀俊亮

解 説:藤原征生・上念省三

 

中田喜直「マチネ・ポエティクによる四つの歌」(1950) 

 

増田建太「花と 3 つのマチネ・ポエティク歌曲」(委嘱作品・世界初演、2023)

 

◆ 矢代秋雄「ピアノ・ソナタ」(1961)

◆ 湯山昭「ピアノ・ソナタ」(1955)

 

シリーズ4回目となる今回は、戦後日本における作曲家の活動を、音楽史の枠組みのみならず、文化史・芸術史の観点から捉え直す。1940年代の日本詩壇で興った押韻定型詩の試み『マチネ・ポエティク』および近代フランス音楽に影響を受けた作曲家に焦点を当て、現代音楽におけるポエジーを考察する端緒としたい。『マチネ・ポエティク』については、既に中田喜直の連作があるが、今回は新鋭作曲家として注目を集めている増田建太氏に同詩集から数編の作曲を委嘱、70年の時を隔てて現在のポエジーを望見する。 

 

主催:戦後日本の作曲家プロジェクト

協力:ミジカムジカ・プロジェクト、現代詩を読む会

後援:西宮市、神戸新聞社、京都市立芸術大学音楽学部同窓会真声会 関西元気文化圏参加事業

助成:(公財)神戸文化支援基金

 

 

矢代秋雄、湯山昭のピアノソナタ、中田喜直と増田建太のマチネポエティクと、すごいボリュームと難度、たっぷりの魅力の詰まった、充実したコンサートになりました。

 アンコールを含めて「さくら横ちょう」(詩は加藤周一)を3種類の付曲でお届けしたのは、かなりレアなことだったと思います。それぞれ方向や書法、解釈が全く異なるので、かえって比較できて歌いやすかったように思う、とは、バリトンの大西凌さんのコメント。

 矢代と湯山のピアノソナタも、非常に厳格な印象の矢代と、ジャズの要素もありリズムとメロディが豊かな湯山と、大きなコントラストがあると、解説の藤原征生さん。

 ピアノの志賀俊亮 さんは、二つずつの難曲のソロと伴奏で、休みなしのフル回転。そもそもこの企画の発案者でもあり、この企画でレパートリーも広がり演奏の魅力もグッと深まっているように思います。

 増田さんの新作「花と3つのマチネ・ポエティク歌曲」は、増田さんならではと言いますか、音以前の何事か、言語外の何者かをふんだんに盛り込んだ、まさに現代的な作品だったと思います。言葉、その響きが大層大切にされていたように思いました。思いや情熱の強さも伝わってきて、これから愛され続ける作品になればと思います。


音と動きがきらめくところ

~Space where body and sound resonate~

 

2024年1月26日(金)18:30開演

会場:西宮市プレラホール(阪急「西宮北口」駅南すぐ)

 

 本公演の稽古場取材やレビュー記事を

https://ameblo.jp/otokirameku/ 

で公開しています。
ぜひお読みください。

 

 (1) 豊永洵子 矢木一帆 竹本玲美(Pf)

「IMAGINE」

ドビュッシー(1862-1918)「映像」第1集「水に映る影」、第2集「動き」「荒れた寺にかかる月

 

(2) 田中早紀 古川莉紗(Pf)

ラフマニノフ(1873-1943)「前奏曲」嬰ハ短調作品3-2、「交響曲第2番」第3楽章、「パガニーニの主題による狂詩曲」第18変奏を抜粋・編曲

坂本龍一(1952-2023)「energy flow」「The Sheltering Sky Theme」

 

(3) 菊池航 東瑛子(vn)

「ふるえるあわい」

テレマン(1681-1767)「無伴奏ヴァイオリンのための12の幻想曲」第1番変ロ長調第1楽章ラルゴ

アイリッシュ・ジグ

 

(4) 後藤俊星 宮本萌 水速飛鳥 横石雄紀(能管、Pf)

「追憶の天衣」

盤渉序ノ舞より(能管)

徳山美奈子(1958- )「序の舞~上村松園の絵に基づく~」「ムジカ・ナラOp.25」

 

本公演は、

兵庫県芸術文化活動機会促進事業

 https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk18/ac13_000000011.html

(公財)神戸文化支援基金 https://kobushi-kikin.com/

から助成をいただきました。深く感謝申し上げます。神戸文化支援基金は来年度の募集は終わったようですが、兵庫県のほうは2~3月ごろ募集があると思います。興味のある方はお調べください。

また、当ホールの指定管理者である西宮地域創生共同体 ㈱アトリエミック様からは、有形無形のご支援をいただきました。深く御礼申し上げます。

 

チラシ等に使用したイラストは、イラストAC(https://www.ac-illust.com/)という商用利用OKのフリー素材から、nodeqさんのものを使わせていただきました。

 

舞台・音響・照明 神戸国際ステージサービス(株)

当日会場スタッフ 大利美桜、水谷百季

ブログ執筆 森真悠、シーレ布施

企画制作 上念省三 https://note.com/sjonen

 

 

主催:ダンスの時間実行委員会

助成:兵庫県芸術文化活動機会促進事業・(公財)神戸文化支援基金

協力:西宮市プレラホール指定管理者西宮地域創生共同体㈱アトリエミック、ミジカムジカ・プロジェクト  

 


「ヨーロッパ」という問い 

   ソプラノとピアノによるジョイント・コンサート

 

 

日時:2024年3月20日(水・祝)14:00開演

会場:二条城前Alba

  

主な演奏曲目: 

【中田有香】

メシアン 「Trois Mélodies」より Pourquoi?

中田喜直 マチネ・ポエティクによる四つの歌曲

武満徹 小さな空

ほか

 

【謝芳乃香】

メシアン 前奏曲集 より抜粋

武満徹 雨の樹 素描Ⅱ-オリヴィエ・メシアンの追憶に-

林 光 第2ピアノソナタ《木々について》ほか 

 

後援:京都女子大学大学院発達教育学研究科表現文化専攻 京都新聞 

関西元気文化圏参加事業

 

若い演奏家による意欲的な、現代音楽中心のプログラム。

二人とも一般企業に勤める社会人としてのキャリアと並行しながら、音楽活動を続けることになります。

 

今回、特に多くの方から人気があったのは、林光の「第2ピアノソナタ《木々について》」でした。YouTube等でも見つからない、演奏機会の少ない曲のようですが、林作品らしい、時折聞こえてくる親しみやすい旋律と激しいパッションが交互にあらわれ、非常に印象に残る曲でした。

中田喜直の「マチネ・ポエティクによる四つの歌曲」も、非常に丁寧に歌われて、曲の持つ世界観のようなものが伝わり、強い印象を残したようです。


四季をうたう~東西の自然を感じて 

 

2024年3月30日(土)14:00開演 

 

Music Hall Odeon(Villa Musica 2F)

 

 https://odeon-minuet.com/ 

 

高橋花音(ソプラノ)、高橋奏海(ソプラノ)

柳直友子(メゾソプラノ)、山口珠奈(ピアノ)

吉武誠一(バリトン)

 

西洋と日本の四季を扱った歌曲を並べることで、東西の季節感に基づくメロディや歌詞の内容の違い、また4人の歌手の競演による声質の違いなど、演奏家にも観客にも気づきが多いプログラムになったと思われます。聴きなじみのある曲も多く、プログラムの構成、出演者のMCもよく工夫され、声楽の魅力を伝えようとする意欲が感じられた公演となりました。

地元西宮出身の出演者が多く、アットホームな雰囲気に包まれました。


2024年8月27日

 

ぜんしょう ちいさなコンサート(1)

 

ピアノ:古川莉紗

 

さんぽ

SUMMER

天国と地獄(オッフェンバック)

リクエスト曲(お楽しみ‼)

トルコ行進曲(モーツァルト)

ソナタ「月光」第3楽章(ベートーヴェン)

ほか

 

主催:ミジカムジカ、善照学園

 


【ミジカムジカ35】

アヴェ・マリアをうたう

 メゾソプラノ 種村ひかり

 ピアノ 井本 斐

 

2024年10月12日(土)

原田の森ギャラリー401(兵庫県立美術館王子分館)

 

 ようやく秋めいた季節となりました。本日はお忙しい中、「美術館での音楽の時間」という芸術の秋のひと時へお越しいただきありがとうございます。

 本日のプログラムのメインである「Ave Maria」とは、カトリック教会の祈禱文の一つで、〈アベ〉とは本来〈やあ!〉〈おめでとう〉といったあいさつの間投詞でした。この祈りの原型は、東方教会では6世紀から、西方教会では7世紀初めから典礼に用いられたと言われています。

 カトリック教会の現行の詩句は《ルカによる福音書》1章28節と42節からとられた祝詞と,15世紀に付加された聖母への祈願から成るものです。

 昔から親しまれてきた聖母への祈りを歌詞、もしくは標題とした曲を総じて「Ave Maria」と呼び、古今多くの曲が作られてきました。

 本日演奏する「Ave Maria」はその中のほんの一部です。

 皆様とともに音楽で満たされる、幸せなこのひと時に感謝の祈りを込めて演奏いたします。

種村ひかり 

 

 

ジャック・アルカデルト  アヴェ・マリア

ジュリオ・カッチーニ  アヴェ・マリア

ルイジ・ケルビーニ  アヴェ・マリア

フランツ・シューベルト  エレンの歌#1~#3(1825年)

ジュゼッペ・ヴェルディ  アヴェ・マリア(1880年)

シャルル・グノー  アヴェ・マリア(1859年)

セザール・フランク  アヴェ・マリア(1863年)

アントン・ブルックナー  アヴェ・マリア(1882年)

シャルル・カミーユ・サン=サーンス  アヴェ・マリア(1865年)

ジョルジュ・ビゼー  アヴェ・マリア

フランチェスコ・トスティ  アヴェ・マリア(1881年)

ピエトロ・マスカーニ  アヴェ・マリア(原曲1890年)

 

 100分歌い切ったこと、そのどれもに馥郁たる抒情と祈りが込められていたこと、驚嘆という大袈裟な単語はちょっと似つかわしくありませんが、このような時間を共にさせてくれたことに、深い感謝を抱いています。

 改めてビゼーのアヴェ・マリアというあまり知られていない一曲がとてもよかったと思い出します。ただ、少なくとも祈祷文としてのアヴェ・マリアに付曲されたものについては、曲がいいとか歌がうまいとかではなくて、祈りの時間を用意するものだったかどうかということかもしれません。それを種村さんは、していた。

 どなたかお客様が、歌への思いが溢れてくるようだったわね、とおっしゃっていましたが、それは歌だけへのものではなかったようにも思われます。(制作担当 上念省三)


オール・ショパン

2台ピアノによる協奏曲第1番

 

2024年10月13日(日)

Atelier Reno(宝塚玲希庵)

 

ピ ア ノ 和田 悠加

      高橋 優佳

 

フレデリック・ショパン

 マズルカ Op.17-4

 春 アンダンティーノ ト短調

 マズルカ Op.24

 

 ピアノ協奏曲第1番 ホ短調Op.11

 

和田悠加

 本日は「2台ピアノによるピアノ協奏曲第1番〜オール・ショパン・プログラム〜」にお越しいただき誠にありがとうございます。人生で一度は経験してみたいと夢に見ていたピアノコンチェルト。このご縁に恵まれたのは大好きだった祖父のお葬式の場でのことでした。祖父が最後に用意してくれた舞台なのか偶然なのかは分かりませんが、生前私のピアノを誰よりも応援してくれていた祖父へ最高の演奏が届けられるように願っています。

 人生初めてのコンチェルトは不安すぎて、本番の前に試演会をしたいという私のわがままを叶えてくださった上念さん。伴奏で付き合ってくれた高橋優佳ちゃん、何度もレッスンをしていただいた田中修二先生、いつも手厚いサポートをしてくれる家族、ご縁を繋いでくださった亀井さん。そして、聴きに来て応援してくださる周りの方々への感謝でいっぱいです。どれか1つでも欠けていたら、コンチェルトの夢は実現していないでしょう。まだまだ未熟ですし、ツッコミどころ満載な演奏もしてしまいますが、精一杯演奏しますので今後とも末永くお付き合い頂けたらと思います。

 最後になってしまいましたが、第一部は素晴らしい伴奏で演奏を支えてくれる高橋優佳ちゃんのソロです。存分にショパンを感じられるプログラムだと思いますので、最後まで楽しんで聴いて頂けると嬉しいです。

 

高橋優佳

 本日は、お越しいただきありがとうございます。

 この度、門下の先輩である和田悠加さんとコンサートをご一緒させていただけること、とても幸せに思っております。

前半では、ショパンで《マズルカOp.17-4》《マズルカOp.24》と歌曲《春 Op.74-2》の独奏版を演奏させていただきます。

後半に演奏します、同じくショパンのピアノ協奏曲第一番では、ピアノ伴奏になりますが、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団になったつもりで共演したいと思います。

 マズルカ、歌曲ともにショパンが生涯かけて日記のように書き綴っていた作品です。皆様と祖国ポーランドを想い続けたショパンの心を感じられると嬉しいです。どうぞ最後までお楽しみください。

 

 ピアノ2台で、協奏曲第1番のソロパートを和田さん、オーケストラパートを高橋さんというダブル「ゆうか」のコンサートでした。

 3人でショパンのことなどお話しする時間も多かったのですが、二人の演奏、ピアノ、ショパンへの熱さに、しみじみと打たれ、とても豊かな気持ちになっていました。

 もちろん本番も、すばらしい豊かな時間でした。和田さんの適切な解説で、ショパンがどんな思いで各楽章を書き、弾いたかに思いを馳せることができ、それを長い歳月を経てまた今ここに立ち昇らせようとする営みが、とても貴いものに思えました。

 オールショパンと言いながら、ショパンじゃないのを弾きますと言って二人でバッハの「主や人の望みの喜びを」をアンコール。

 実は、ごく個人的なことですが、前の日に冗談めかして「ぼくのために弾いてくれるん?」と聞いたら、「思い出の曲なんでしょ?」と答えてくれて、しばらく結婚式の話をしていました。ぼくの結婚式のときにオルガンで弾いてもらった曲でした。

 もう一つ詳細は省略しますがリベンジ的アンコールがあって、それを聴きながら、彼女の演奏というものへの強い思いがぐいぐい伝わってくるようで、深く強く感動を受けました。

(制作担当・上念省三)


なごみコンサート

里親制度を知るための ちいさな演奏会 

 

2024年12月1日(日)10:15開演 

 

西宮市民会館101室(阪神西宮駅 市役所口下車 北へすぐ 〒662-0918 西宮市六湛寺町10番11号) 

 

このコンサートでは、歌とピアノで名曲の数々をお聴きいただくとともに、里親制度を広くく知ってもらえるよう、里親制度や里親支援センターの活動内容をご紹介します。子どもたちが生きづらさを感じることの少ない世界を共につくるため、大人にできることを考えるきっかけとなればと思います。 

 

うた:別所香穂 

ピアノ:古川莉紗  

 

【主な曲目】

わが母の教え給いし歌(ドヴォルザーク)

献呈(シューマン)

愛の夢(リスト)

アラベスク(ドビュッシー)

月光ソナタより(ベートーヴェン)

幻想即興曲(ショパン) ほか 

 

【終演後、里親交流会・相談会を開催】

コンサート終了後、同会館1階ギャラリーで、里親制度に興味をお持ちの方を対象に交流会・相談会を開催しました。実際に里親として活動している方からのお話や、福祉現場のお話しを聞くことができ、有意義な時間となりました。 

 

主催:ミジカムジカ、社会福祉法人善照学園 里親支援センターなごみ

後援:西宮市、クラブファンタジー(神戸女学院大学音楽学部同窓会)

 

   ★

 

 児童養護施設を運営する(社福)善照学園、その里親支援センターなごみ様との共催ということで、同園や里親関係者、福祉団体関係者など、普段あまりコンサートに足を運ぶことのないお客様が多く、選曲にもお話しにも工夫を重ねました。

 

 クリスマス・メドレーでは、子どもたちに鈴やタンバリンを配って拍子をとってもらい、にぎやかに一足早いクリスマス気分を楽しみました。 

 


12月25日(水) 

エビスタ西宮(阪神西宮駅ビル https://www.ebista.com/)1階Street Kitchen

 

木管六重奏団 アンサンブルLUMOS+ 

「メリー・クラシック・ナイト~クリスマスソングからクラシックの名曲まで」

 

17時  みんなで楽しむクリスマス

18時半 クリスマスポピュラーナイト

20時  クリスマスクラシックナイト

 

野村茉由 フルート

樋口成香 オーボエ

平川奈津美 クラリネット

高島翔大 ファゴット

井上りず ホルン

藤田菜央 ピアノ 

 

■主催:Ensemble LUMOS、ミジカムジカ 協力:阪急阪神ビルマネジメント株式会社


ピアノと声楽でたどる

ラヴェルの描いた音響と色彩

 

2025年2月8日(土)

プリメールアートホール(堺東)

 

メゾソプラノ 中谷明日香

バリトン 大西 凌

ピ ア ノ 志賀俊亮

 

モーリス・ラヴェル

 

オペラ「スペインの時」より

 ああ!みじめなアバンチュール!

愛に死せる王女のためのバラード

3つのシャンソン

 

ドゥルシネア姫に心を寄せるドン・キホーテ

巨大な黒き眠りが

 

クープランの墓 

マ・メール・ロワ

 

主催:超名曲コンサート実行委員会(ミジカムジカ)

協力:戦後日本の作曲家プロジェクト

後援:京都市立芸術大学音楽学部同窓会真声会

関西元気文化圏参加事業

 

 ラヴェル生誕150年ということもあり、近代と現代を繋ぐ位置にあったと言えるラヴェルのピアノ曲と声楽曲によるコンサートを実施しました。

 

 冒頭の暗く陰鬱な「巨大な黒き眠りが」から、ラヴェルの様々な面の見られた、面白い選曲だったと思います。

 

 中でも「3つのシャンソン」はラヴェル自身が作詞したもので、驚異的な早口のパッセージがあったり、追悼の穏やかなメロディがあったりと、振幅の激しい作品、スリリングな歌唱に大きな拍手をいただきました。

 

 


花束ひとつあれば
  ~佐藤真由子醤油蔵ソプラノリサイタル

 

2025年3月30日(日)

上堂本店醤油蔵(河内長野市)

 

ソプラノ:佐藤真由子

ピアノ:山内海波

 

  古今東西の花の歌を集めた「花束ひとつあれば」、たくさんのお客様を迎えて、無事開催しました。

 佐藤さんの地元、河内長野市の歴史ある 上堂本店醤油蔵 での開催、お店の皆さんが舞台、会場、音響など、ほんとに親身にしかも熟練のサポートで支えてくださり、充実したコンサートになりました。

 天井が木組の三角で、袖も広く、音が全部上に左右に抜けてしまうので、軽くマイクを使わせてもらって、電子ピアノとのバランスやマイクも調整してもらって、ストレスのないいい音になっていたと思います。

 花の歌は古今東西数多い中で、現代日本の曲は、殊の外思いをこめることができるようで、お客様も聴き入っておられるようでした。

 チラシにも載せた 笹井宏之 の短歌「ひきがねをひけば小さな花束が飛びだすような明日をください」(佐藤さんのお母様が書をしたためてくださり、受付に飾らせていただきました)に込められた思いを踏まえて、この時代にあえて花だけを歌うという思いの強さがあったように思います。

 この短歌をきっかけに、ある方からモーリス・ドリュオン『みどりのゆび』を教えていただき、それが読めたことも、大きな収穫でした。

 地域に根差して、格安のボランティア価格で利用させていただけるこのスペースで、また何かできないかと思います。 


■丹野桃子プロデュース/シューマンの世界2

ミジカムジカ39

 

子どもへの思い、女の愛

―シューマンのよろこび― 

 

2025年6月14日(土)

 

丹野桃子(ピアノ)

大野裕子(ソプラノ)

 

会場:原田の森ギャラリー別館401室

(兵庫県立美術館王子分館)

 

 

【演奏曲目】

 

アラベスク*Arabeske、1839 

子供の情景*Kinderszenen、1838 

女の愛と生涯Frauen-Liebe und Leben、1840

アンコール:献呈Widmung、1840
(* はピアノソロ)

 

 丹野さんのシューマン第2回目は、出産後初のコンサートで、敬愛するソプラノ歌手・大野裕子さんとのジョイントとなりました。

 丹野さんの各曲についての丁寧でわかりやすい解説があり、「女の愛と生涯」では対訳を見なくても曲の内容の流れがわかって一冊の本を読んでいるようだったと、ご好評をいただきました。

 シューマンの曲に込めた思いが伝えられ、出演者の曲への思いが聴衆の皆さんにも伝わり、重なり、感動を呼ぶ、貴重な出会いの時間となったと思います。

 


<ミジカムジカ40> 

大人のための室内楽コンサート

 ヴァイオリンとチェロとピアノ

 聴く・ふれる・感じる 弦楽器の魅力

 

10月4日(土)14:00(13:30開場)

原田の森ギャラリー401(兵庫県立美術館王子分館)

 

ヴァイオリン:宮下優花

チェロ:大熊勇希

ピアノ:向井千沙都 

 

【演奏曲目】

◆ヴァイオリン・ソロ

クライスラー「シンコペーション」

クライスラー「ラヒターナ」

コルンゴルト「セレナーデ」

サン=サーンス「ハバネラ」

◆チェロ・ソロ

バッハ「無伴奏チェロ組曲第1番 プレリュード」

サン=サーンス「白鳥」

モリコーネ「ニュー・シネマ・パラダイス メドレー」

ポッパー「ハンガリー狂詩曲」

◆ピアノ・トリオ

エルガー「愛の挨拶」

ドヴォルザーク「ピアノ・トリオ第4番」ドゥムキー

 

アンコール

赤とんぼ

私のお父さん(ソプラノ:草野舞)

 

 

終演後、ヴァイオリン、チェロの体験コーナー

 大変充実した公演となりました。

 

 向井さんのキラキラしたピアノ、大熊さんのどっしりずっしりから羽ばたくようにまで多彩なチェロ、宮下さんの思いがこもっているのに浮遊感のあるヴァイオリン、…とても魅力的でした。

 メインの大曲「ドゥムキー」もメンバーにとっては挑戦だったと思いますが、しっかり弾き切り、ドヴォルザークの魅力が存分に伝わったと思います。

 

 アンコールは大熊さんの奥様、草野舞さんという秘密兵器が加わって「私のお父さん」。この編成への編曲は、舞さんのお父さまの草野次郎氏、大熊さんももうすぐお父さんになるということもあり、ひとしおの一曲。

 そもそもこの日のコンサートは、舞さんに声をかけていたものでしたが、そういう事情でこれに変更となったものでした。当初から予定の伴奏役だった向井さんが呼び掛けて、三重奏が実現したものです。ピアノトリオの魅力に、取り憑かれてしまいました。

 終演後の楽器体験、希望の方は少なかったのですが、向井さんがチェロをさわってみたり、いろんなお遊びも。

 最後まで楽しくあたたかなコンサートでした。


 ピアノと声楽でたどる

戦後日本の作曲家Ⅴ

【芥川也寸志と音楽文化の100年】(講演&コンサート)

 

2025年10月10日(金)19時開演(18時半開場)

会場:西宮市フレンテホール(JR西宮駅南口すぐ)

 

バス・バリトン 大西 凌

ピアノ 志賀俊亮

講演 藤原征生

ゲストピアニスト 増永 弦

 

 

 

<演奏曲目>

ラ・ダンス

車塵集

トリプティークより(ピアノ4手連弾版)

交響三章より(ピアノ4手連弾版)

 

アレグロ・オスティナート

<講演>(藤原征生)

芥川也寸志と音楽文化の100年 

 

 戦後日本の作曲家 シリーズ第5弾は、芥川也寸志の生誕100年と、メンバーの藤原征生の著書『芥川也寸志とその時代:援護日本映画産業と音楽家たち』(国書刊行会)の刊行を記念して、「芥川也寸志 と音楽文化の100年」と題し、芥川の声楽曲、ピアノ曲、管弦楽曲4手ピアノ編曲版と、大変充実した会となりました。

 初めてゲストピアニストとして、増永弦氏を迎えての4手ピアノも含め、盛りだくさんな約2時間。たっぷりと芥川也寸志の世界を堪能いただけたと思います。

 このシリーズで芥川を取り上げるのは、2021年の第1回以来でした。シリーズ自体にも広がりと深まりが出てきたようで、うれしく思います。

 個人的には、芥川作品にある一種の軽快さ、軽やかさというものを強く意識することができました。リズミカルということもあると思いますが、時代ということもあるのかもしれません。当時の現代音楽と一般大衆(という言葉さえ、死後かも知れませんが)の間に、回路があることを信じられた時代でもあり、それを懸命に推し進めたのがほかならぬ芥川だったのだろうと思います。

 4人の並びは、ダークダックスみたいですが、と壇上で紹介したら案外笑いがこぼれましたが、左から 増永弦、大西凌、志賀俊亮、藤原征生。いずれも素晴らしく、説得力のある演奏、お話でした。


ミジカムジカ41

井本斐ピアノリサイタル

パリに響くキエフの鐘
 ~ムソルグスキーからドビュッシーへ

 

 2025年10月11日(土) 14:00

原田の森ギャラリー401(兵庫県立美術館王子分館)

 

 

 

【演奏曲目】

ドビュッシー 前奏曲第一集より

 デルフィの舞姫 帆 アナカプリの丘 沈める寺

ラヴェル ソナチネ   

ムソルグスキー ピアノ組曲 展覧会の絵

(アンコール) ドビュッシー 亜麻色の髪の乙女

 

 

後援:(公財)兵庫県芸術文化協会 クラブファンタジー(神戸女学院大学音楽学部同窓会) 関西元気文化圏参加事業

 

 ムソルグスキーに驚嘆し、影響を受けたドビュッシー、「展覧会の絵」を編曲したラヴェルとのカップリング。ロシアからフランスという音楽の大河のような流れを見ることができたように思います。

 井本さんは、フランスものはやや苦手と言っていましたが、なかなかどうして、陰影のレイヤーが必要に応じてくっきりしたりぼやけたり、印象的な演奏だったと思います。

 ムソルグスキーを修士副論文で題材にしたというだけあって、曲の解説のお話がとても行き届いていて、曲の魅力、聞きどころがよく伝わり、それを踏まえて聴くことができたことも、とてもよかったと思います。

 というわけで、展覧会の絵では、展覧会の会場を歩き、絵を凝視し、思いに耽り、また歩き、死んでしまった画家であり友人の偉業に改めて感動している、といった姿がくっきりと見えたように思いました。「キエフの大門」は実に堂々として、感動しました。

 今、キーウの地では、このムソルグスキーのように、死んだ友人の足跡に思いをはせている人が多いのではないかとも思われ、しみじみとする会でした。


ミユキ珈琲 お昼のクラシックライブ1

ホンモノのクラシックを至近距離で楽しむ!

 

東大阪市河内小阪駅前の商店街にある「ミユキ珈琲」のご主人、フルート奏者の山本さんからご提案いただいた、喫茶店のアップライトピアノを使った小さな演奏会。

 

 

10月18日(土) 14時、17時

 

 

ピアノ:古川莉紗

フルート:山本優音

 

<主な演奏曲目>

ドビュッシー アラベスク1番

モンティ チャールダッシュ(fl)

ビゼー 「アルルの女」より「メヌエット」(fl)

ショパン 幻想即興曲

プッチーニ 私のお父さん(pf)

 

十数人でほぼ満席という小ぢんまりした会場ですが、木調の内装と生音がしっくりとなじんで、とても居心地のいいコンサートでした。

駅前の商店街のカフェでの開催ということで、カフェの常連の方をはじめ、山本さんのフルートの生徒さん、飛び込みの方、通りすがりの方、音楽をやっている高校生など、様々な方がお越しになり、演奏前後だけでなく途中でもお話が弾む、とても温かみのあるコンサートとなりました。

フルートの山本さんはこのカフェの店長で、東京音大を出られた方。確かなテクニックと豊かな響き、楽しいお話と、素晴らしいステージワークで、音楽を通したコミュニティづくりができているのだなと感服しました。ピアノの古川さんもお話や演奏を通じて人柄が温かく伝わり、歌心のある演奏がお客様にたっぷりと伝わっていたようです。

17時の回では、アップライトの蓋を外して演奏、音の広がりが大きくなり、グランドピアノのような響きとなったことも、驚きでした(上写真参照)。

下右写真は、お手伝いいただいた、よしかわはるかさん(https://www.instagram.com/saunaneko.manga/)と、彼女が聴きながらイメージを線画にしてくださった作品を手に。最高の記念となりました。


ミユキ珈琲 お昼のクラシックLIVE2

本物のクラシックを目の前で~ロマン派を聴く~

 

ピ ア ノ:古川莉紗

フルート:山本優音

 

2025年11月15日

 

H.シュテックメスト 「歌の翼」による幻想曲

R.シューマン 「トロイメライ」 

J.ドンジョン 「サロン・エチュード」より 

M.シマノフスカ 「ポロネーズ ヘ短調」 

F.ショパン 「革命」(練習曲Op.10-12)

 

                   「エオリアンハープ」(練習曲Op.25-1) 

                   「夜想曲(ノクターン)第20番嬰ハ短調 遺作」

 

ミユキ珈琲でのコンサートも2回目となり、奏者もお客様もなじんできたように思われました。

 

古川さんは翌週に迫ったリサイタルでも扱う曲を含め、初期ロマン派、ポーランドの女性作曲家シマノフスカと、シマノフスカのコンサートを聴いていたともいわれるショパンを取り上げ、ポーランドのたどった苦難の歴史についてもお話をしながら、起伏の激しいロマン派らしい曲を演奏しました。

 

フルートの優しい音色と合わせて、ゆったりとした秋のひとときとなりました。

 


ミジカムジカ42

 

ピアノの詩人たち

シマノフスカからショパンへ

 

2025年11月24日(月・祝)

原田の森ギャラリー401室

 

ショパンと同郷で、一世代前に当たる女性作曲家・ピアニストのマリア・シマノフスカの端正なピアノ曲と、ショパンの佳曲を組み合わせた、オール・ポーランドのプログラムでした。

 

二人が生きた時代のポーランドの置かれた状況~大国による分割、革命の失敗~をたどりつつ、古典派から初期ロマン派の香りの漂うシマノフスカから、ロマン派を代表するピアノの詩人ショパンという音楽の流れに酔うことができました。

 楽曲や背景の解説も丁寧で、音楽と歴史の関わりがよく分かったと好評をいただきました。


ミジカムジカ43

山田耕筰とその周辺

没後六十年 ソプラノとピアノによる

 

中田有香・ソプラノ 

謝芳乃香・ピアノ

 

2025年12月13日(土)

京都岡崎・NAM HALL

 

 

【主な演奏曲目】

からたちの花/山田耕筰

ピアノのための《からたちの花》/山田耕筰

野薔薇/山田耕筰

Heidenröslein (野ばら)/F.シューベルト

薔薇の花に心を込めて/山田耕筰

スクリャービンに捧ぐる曲/山田耕筰

丁丑春三題/大澤壽人

舟唄/團伊玖磨

 


ミジカムジカ44

 

言葉のなかの風景~木下牧子を歌う~

 

ソプラノ 上野緑

ピアノ 山内愛

 

2025年12月20日(土)

スタジオT-raum

 

「愛する歌」(やなせたかし)全10曲

つらら(まど・みちお)

もう一度の春(C.ロセッティ)

おんがく(まど・みちお)

 

ソプラノ 上野 緑(うえの みどり)Ueno Midori

神戸女学院大学音楽学部卒業。同大学大学院音楽研究科を最優秀で修了しハンナ・ギューリック・スエヒロ記念賞を受賞。G.F.ヘンデル「ジュリオ・チェーザレ」トロメーオ役でオペラデビュー。第22回大阪国際音楽コンクール歌曲コース第二位(第一位なし)。第59回関西新人演奏会等に出演。八木澤教司〈烏山頭〉小編成版・改訂初演で本人指揮のもとソリストを務め、同大学サマー・コンサートでは《ランメルモールのルチア》〈狂乱の場〉でオーケストラと共演。2024年、Carnegie Weill Recital Hallにて演奏会に出演。今年7月31日にはオペラ《ポッペアの戴冠》にローマ皇后オッターヴィア役で出演予定。イタリア・ペルージャ音楽祭 2016, 2018 にてディプロマ取得。斉藤言子、田中潤子の各氏に師事。宝塚演奏家連盟会員。

 

ピアノ 山内愛(やまうち まな)Yamauchi Mana

神戸女学院大学音楽学部ピアノ専攻卒業、同大学院音楽研究科修了。神戸女学院大学オータムコンサートにおいて、ハンナギューリックスエヒロ記念賞受賞。学部卒業時クラブファンタジー賞受賞。 PTNAピアノコンペティションA1級、C級全国大会入選。兵庫県学生ピアノコンクール高校生の部 最優秀賞並びに兵庫県知事賞・NHK神戸放送局長賞受賞。宝塚ベガ学生ピアノコンクール小学生B部門第1位、C部門第2位(1位なし)、大学生部門第3位。日本クラシック音楽コンクール大学女子の部第5位。

KOBE国際音楽コンクールC部門優秀賞受賞。ベーテン音楽コンクール連弾Dの部全国大会第1位。長江杯国際音楽コンクール一般の部第3位。クラブファンタジーより助成金を得てモーツァルテウム音楽大学夏期国際音楽セミナーを受講、アカデミーコンサート出演、ディプロマ取得。山内鈴子氏に師事。宝塚演奏家連盟会員。演奏グループ“赤とんぼ”メンバー。

 


神戸女学院大学アート・マネジメントコース修了企画公演「物語 ダンスっ子かぐや」

 

2026年1月10日

西宮市甲東ホール

 

第1部 ワークショップ 光るマラカスを作って、舞台で踊ろう
 ペットボトルにセロハンや小さなLED球、ビーズなどを入れて、外側にペインティング、思い思いのすてきなボトルマラカスを作りました。
 また、大きな白い布にみんなでお絵かき。「ダンスっ子かぐや」の中で、ダンスの鎌田さんが大きく振って、ダンスを盛り上げました(写真参照)。

 

第2部 物語 ダンスっ子かぐや

 ダンス:EYES

    鎌田望恵、川崎萌々子、西端優花(神戸女学院大学舞踊専攻卒業生)

 ピアノ:吉原美都 ドビュッシー「月の光」

 月で人間らしい感情という者を持ったために地球に追放された「かぐや」が地球で踊ることの楽しさを知って再び感情を取り戻し、月からの悪しき独裁者を攻略して再び月にもどり、感情を持つことが許される穏やかで優しい世界をつくろう、というお話。朗読とダンス、子供たち参加のステージでお届けしました。

 物語の台本作成に当たっては、Chat GPTを活用。台本を書いた経験のない学生も気軽に積極的に執筆にかかわることができました。

 

第3部 月とお姫さまのコンサート

 出演:市川真理、内野彩夏、大橋茅夏、髙橋那奈、吉原美都(神戸女学院大学音楽学部4年生)

 ソプラノ、クラリネット、ピアノで月、星、宇宙、プリンセスの曲をお届けしました。


なごみコンサートⅡ

 

愛のことば~楊貴妃の物語と愛のうた

 

2026年2月15日(日)

神戸常盤アリーナ小ホール(兵庫県立文化体育館)

 

うた:種村ひかり

サクソフォーン:津田衣利子

語り:平山ゆず子

ピアノ:古川莉紗

 

第一部台本:上念省三

第二部台本:平山ゆず子

 

【第一部】楊貴妃の物語 朗読と音楽

 木下牧子「夢みたものは…」、サティ「ジュ・トゥ・ヴ」、ショパン「革命」、ブラームス「間奏曲」、シューベルト「アヴェ・マリア」ほか

【第二部】愛のうた

 シューマン「献呈」、リスト「愛の夢第3番」、なかにしあかね「今日もひとつ」、武満徹「めぐり逢い」、三木たかし「アンパンマンのマーチ」、杉本竜一「BELIEVE」ほか

 

 里親支援センターなごみと共同で始めた「なごみコンサート」、児童養護施設やひとり親家庭のご家族を招待する形で、神戸市で開催しました。

 十数名の子どもたちが来場し、神戸市での初回としてはまずまずだったと思います。

 今回ご挨拶・お願いに伺った社会福祉協議会や家庭擁護促進協会、各施設の皆さんとは、今後も関係を続けていければと思います。 

 コンサートでは、アルトサクソフォーンとメゾソプラノのハーモニーが美しく、朗読の落ち着いた声調もあいまって、楊貴妃の悲しい物語をコンパクトにお届けしました。お子さんには難しい内容だったと思いますが、本格的な言葉と音楽を、わからないなりにも受け止めてもらえたのではないかと思います。古川さんも最後のごあいさつで、今はわからなくても、香りのようにふと思い出して味わえることがあれば、幸せなことではないでしょうか、とふれていました。

 

兵庫県「地域で親しむ舞台芸術応援事業」助成公演

関西元気文化圏参加事業

後援:神戸市、神戸市教育委員会、(公財)神戸市民文化振興財団、クラブファンタジー(神戸女学院大学音楽学部同窓会)


ミジカムジカ47

なごみコンサートⅢ 子ども達のためのちいさな演奏会

心ふるえる春に 

 

 

2026年3月20日(金・祝)

14:00開演

 

ソプラノ:安永さくら 

ピ ア ノ:古川 莉紗

 

会場:西宮市民会館503室

 

 

【演奏曲目(一部)】

ヨハン・シュトラウスⅡ『喜歌劇こうもり』より「侯爵様、あなたのようなお方は」「田舎娘を演じる時は」、

石若雅弥「私と小鳥とすずと」「このみち」、森山直太朗「花の名前」、ジョルダーニ「いとしい女よ」、

橋本祥路「夢の世界を」、ショパン「バラード 第3番」ほか

 

 

 

安永さくら Sakura Yasunaga

神戸女学院大学音楽学部声楽専攻卒業。関西二期会オペラ研修所修了。オペラでは「フィガロの結婚」スザンナ役、「コジ・ファン・トゥッテ」フィオルディリージ役等を演じる。現在はアウトリーチ活動に注力する傍ら、リトミック補助や合唱など、幅広い分野で活動を行う。合唱団「ここはも」団長。関西二期会準会員。 

 

古川莉紗 Risa Furukawa

神戸市出身。神戸女学院大学、同大学院修了。鈴木豊子記念賞受賞。ウィーン国立音楽大学夏期国際アカデミーにてディプロマ取得。ショパン国際ピアノコンクールin ASIAアジア大会入選他多数受賞。昨年神戸でリサイタル開催。浦上真理子、山上明美各氏に師事。西宮ミジカムジカ、日本ショパン協会関西支部、宝塚演奏家連盟各会員。

現在、ミジカムジカとして児童養護施設や里親・ひとり親世帯へのコンサート招待・訪問演奏を通じ、子どもの文化格差縮小に取り組んでいる。 

 

協力:社会福祉法人善照学園、同里親支援センターなごみ、特定非営利活動法人こどもサポートステーション・たねとしずく

後援:西宮市、神戸新聞社、クラブファンタジー(神戸女学院大学音楽学部同窓会)、関西元気文化圏参加事業


ミジカムジカ48■山内海波アトリエコンサートⅡ

「幻 想 の 系 譜 ~ 

           ウィーンからパリへのファンタジー」

 

 2026年5月3日(日) 14:00開演(13:30開場)

 

原田の森ギャラリー別館401室

 

 

 

【演奏曲目】

ベートーヴェン□ピアノ・ソナタ第14番Op27-2〔幻想曲風ソナタ〕月光

ショパン□幻想曲

ドビュッシー□前奏曲集第1巻より 亜麻色の髪の乙女

ドビュッシー□ベルガマスク組曲

 

 【チラシより】

 

 現実からほんの少しだけ離れたくなる時、現実がたまらなく愛おしく思える時……人は音楽に身を委ねるのではないでしょうか。夢やあこがれ、絶望やあきらめ、そして言葉では掴みきれない風景や気配──それらを音に変えてきた作曲家たちの軌跡を辿ることは、ひとつの旅のようなものだと思います。

 古典派の軽やかな光が差す世界から、ドビュッシーの揺らめく水面のような音の影への、長い歳月。活躍した土地もボン、ウィーン、パリと大きな広がりを示します。

 音楽史の流れの中で「幻想」というものがどのように姿を変えてきたのかを追うと、まるで時代ごとに異なる夢の形を覗き込んでいるような気持ちになります。

 ベートーヴェンの “幻想曲風” という名付けは自由なスタイルへの渇望だったのでしょうか。ショパンは≪幻想≫という言葉に、現実から強いられた激しく揺れ動く情熱と孤独を見たのでしょうか。それらの音楽が私たちをどんな世界へ連れていってくれるのか──それに耳を澄ませたいと思います。

 目を閉じれば、音の向こうに景色が広がります。作曲家たちが紡いだ無数の幻想=イリュージョンを、一つずつ拾い上げていくと、幻想とは、時代や作曲家によって姿を変えながらも、いつだって私たちの心の奥に触れてくるものなのだと気づきました。現実から少しだけ離れたい夜に出る音楽の旅……月明かりのように静かで、どこか懐しい幻想の世界へと。

 

 ☆彡 丁寧な曲目解説を交えて、ベートーヴェンの古典派からロマン派への移行期の名作、ロマン派を代表するショパンのピアノ曲、ショパンを敬愛し「印象派」の音楽を確立したドビュッシーと、形式から離れて自由な曲想を楽しむ「幻想」曲を楽しむ、豊かなひとときとなりました。

 木調の会場の雰囲気に、ドビュッシーがみごとにマッチし、ゆったりと落ち着きのあるコンサート。力強くも繊細なピアノが存分に響いていました。

 

主催:ミジカムジカ

後援:神戸市、神戸市教育委員会、西宮市、(公財)兵庫県芸術文化協会、神戸新聞社、

   クラブファンタジー(神戸女学院大学音楽学部同窓会)、関西元気文化圏参加公演


ミジカムジカ49

「歌声は薫風にのって

~髙橋奏海・花音ソプラノリサイタル~」

 

2026年5月5日(火・祝)14:00開演

 

西宮市甲東ホール

 

春は恋する季節。春を歌った日本、ドイツ、フランスの歌曲、そして恋の歌を集めました。甘い気分にひたっていただければ…と思います。 

 

【演奏曲目】

 

・ゆく春 中田喜直

・さくら横丁 中田喜直

・春だ! シューマン

・5月 フォーレ

・オペラ「ラクメ」より 「花の二重唱」ドリーブ

・オペラ「リゴレット」より「愛しい人の名は」 ヴェルディ

・オペラ「マノン」より「私が女王のように街をあるけば」 マスネ

・歌の翼に メンデルスゾーン

・オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」より「ねぇ見て妹よ」 モーツァルト ほか

 

☆彡 満員のお客様をお迎えし、あたたかく、人の声のすばらしさを、しみじみと感じることのできるコンサートでした。この小柄な2人のどこからこんなに空間を包み込む音が出てくるのか、ただ空気を震えさせる振動だけではなく、何か別のものを震えさせるものがあるんだろうなと思います。

 ピアノの山口珠奈のリストも、「オペラのような」と説明してくれたこともあって、一曲をドラマとして、複数のフェーズのある3次元として感じることができて、「巡礼の年」を聴き直すきっかけになりました。

 

 

主催:ミジカムジカ

後援:西宮市、(公財)兵庫県芸術文化協会、(公財)西宮市文化振興財団、神戸新聞社、京都市立芸術大学音楽学部同窓会真声会 関西元気文化圏参加事業